用語集のトップページへ  あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行


 あ行   お探しの言葉は [ Ctrl ] + [ F ] で検索してください。

 
         
アーガイル
Argyle
スコットランド西部のアーガイル州の“タータン”を起源とする、菱形(ひしがた)を連続させた格子柄。ダイヤ柄とも呼ばれる。
基本は三色で、菱形と細い斜め格子からできている。細い斜め格子とダイヤ形で構成される左右対称の三色の格子柄をクラシック・アーガイルという。
ジャガード織機によって編まれ、ブリティッシュなセーターや靴下の柄などに使われることが多い。
フランスではロザンジー(losange)と言い、アルルカン(arleqwin)といえば原色調の派手な菱形のことをいう。
アーキテクチャー・ライン
Architecture Line
建築的なイメージのライン。長方形や逆三角形、台形などの直線を利用して、くっきりと形づくられているのが特徴で、幾何学的なデザインであるところからジオメトリック・ラインともよばれている。
アースカラー
Earth Color
地球、大地のような色という意味。地球の大地をイメージするベージュから焦げ茶までの茶系色をいうが、広義では地球上の土や木、海、空のような自然の色のことを総称する。
アース・シューズ
Earth Shoes
かかとが低く、つま先が高くなっている靴。
アーチド・カラー
Arched Collar
開きがアーチ形をしたシャツのカラー。
アーチド・ヨーク
Arched Yoke
ヨークの形がアーチ(弓形)状のもの。身頃やスカート上部に、体型に合わせるためや装飾のために用いられる。
アーチ・ライン
Arch Line
弓形、半円形ラインのことで、肩から大きな弧を描き、裾へ向かうにつれて次第に細くなるシルエットをいう。俗に馬蹄形ラインともよばれる。
アーツ・アンド・クラフツ運動
Arts and Crafts Movement
19世紀にイギリスで起った美術工芸の改革運動。
産業革命後、大量生産制が確立された結果、職人の技術が衰退し、これに危機感を持ったウィリアム・モリスが起こした、機械生産に抵抗するデザイン運動。
アーティフィシャル
Artificial
人工の、人造的な、などの意。反対語はナチュラル。素材でいえば、プラスチックや金属的なもので衣服をつくる場合に使われる。
アーティフィシャル・レース、アーティフィシャル・レザー(人工皮革)等
アート・リネン
Art Linen
亜麻糸で平織りに織った織物。織り糸を平らに押しつぶさず、丸みを保った仕上げとし、織り目を少し透けた状態にする。未晒しのままか、漂白、無地染めする。刺繍の基布、テーブルクロスなどに使う。刺繍リネンともいう。
アートピケ
Art Pique
規則正しい波形などの、ふくれ上がった畝のある織物。綿のものが多い。 白地か、白地に平面的な表現の柄を捺染したものが多い。夏のタウン・ウェアに使う。
アーネル
Arnel
トリアセテート(三酢酸繊維)のアメリカン・セラニーズ社の商標名。
アーミー・クロス
Army Cloth
軍服地の総称。各国軍隊の制服として用いられるカーキ、オリーブ色などの無地や霜降りの毛織物で、冬服、外套などに使われる。
アーミー・ルック
Army Look
アーミーとは陸軍の意味。陸軍のスタイルにヒントを得た男っぽい感じのデザイン。
海軍の服にヒントを得た装いはネービー・ルック、ミリタリー・ルックは陸海軍すべてを含む。ウォー・ルック。
アーミン
Ermin
イタチ科の動物で、夏と冬で毛色が変わったり、成長過程で毛色、毛質が著しく変化する。
冬は純白となり、ホワイト・アーミンと呼ばれ、褐色をおびる夏はサマー・アーミンと呼ばれている。
非常に軽く、毛質は緻密で耐久性がある。毛皮はほとんどの場合白色のまま用いられる。
特にホワイト・アーミンはヨーロッパ史上、古くから王侯・貴族がその身分、地位、権力の象徴として好んで身につけた。
アーム・ガーター
Arm Garter
シャツ袖丈を調整する留め具。通常10cm程度の帯状の両端に生地をはさむクリップがついて入る。
アーム・カバー
Arm Cover
下腕部をカバーする、布製のバンドのこと。筒形の布の両端にゴムを入れて絞ったもので、袖口から肘あたりにはめるもの。袖口が汚れるのを防ぐために着用する。
アームサイ
Armscye
ア−ムホ−ルの古い呼称。
アーム・サスペンダー
Arm Suspenders
長すぎる袖をつり上げておくための留め具。細いゴム・バンドの両端に留め金がついており、肩と肘の少し上あたりでシャツを留めるようになっている。スリーブ・サスペンダーともいう。
アーム・スリット
Arm Slit
アームは腕、スリットは切れ目、裂け目などの意。衣服の一部に、腕が出しやすいように裂け目をつけたり、縫い目を利用してあけた穴。
アーム・バッジ
Arm Badge
袖につける記章や軍人の階級章、また所属団体のマークなど。
アーム・バンド
Arm Band
@シャツなどの袖丈を調節すのに用いるバンド。
A服の袖の上に巻く腕章。
アーム・ホール
Arm Hole
袖ぐり、または、袖ぐり寸法。略記号はAH。身頃にある袖を付けるための部分とその寸法。深さや形態には流行がある。
アームホール・ダーツ
Armhole Dart
バストを中心とした胸ぐせのダーツの一つ。前アームホール線上におかれるが、時には後ろアームホールにとられることもある。
アーム・リング
Arm Ring
腕にはめる輪状のアクセサリー。ブレスレット、アームレットなどの総称。二の腕にはめる腕輪、腕飾り、腕章も含む。
また、帯状の布を用いた短くて小さく、腕に密着する袖をさすこともある。
アームレット
Armlet
二の腕にはめる腕飾り輪。
小さくて短い袖。
アーム・ロング グローブの中で、上腕部まである袖のようなもののことをいう。
アーム・レングス
Arm Length
腕の長さ。洋裁では袖丈のことをいう。
アーム・ロング
Arm Long
腕まで覆う長手袋の総称。 主にイブニング・ドレスやカクテル・ドレスなどともに用いられる。
アーモジーン
Armozine、Armozeen
18世紀ごろ男女ともに着られた絹製のタフタ風の上衣、コート地で、現代では神父の祭服などに使われる。
アーリー・アメリカン・ルック
early American Look
18世紀〜19世紀初めのアメリカ西部開拓時代のスタイル。
エプロンドレス、ペザントスカート、ショールといった、実用的で素朴なスタイル。 地味な色調の小花プリント、バンダナなどである。
アール・デコ
Art Deco
装飾美術(art decoratif,decorative)の略。直線と立体を多用したジオメトリック(幾何学)パタ−ンを中心とした配色、柄が特徴。1920年代に起こった独特の芸術様式で、パリを中心に20〜'35年頃にヨーロッパで流行した。
アール・ヌーボー
Art Nouveau
「新しい芸術」「新芸術」の意のフランス語。19世紀末のフランス、ベルギーを中心にヨーロッパを中心に広がった装飾様式。
自由な曲線を主とし、モチーフにはおもに植物や昆虫、魚、女性の体や長い髪などが用いられ、流れるような曲線や曲面で、線や色彩が軽快であるのが特徴。
壁紙やテキスタイルでは、ウィリアム・モリスが代表とされる。

あい
かつては染め草全般を指したが、今では藍染めを指す。植物染料の一種。
日本では、タデ科一年生草本の蓼藍、キツネノマゴ科多年生草本の山藍、マメ科ナンバンコマツナギ木藍の三種類の藍を染料として用いる。
藍大島
あいおおしま
かつて鹿児島地方で生産されていた藍色の大島のこと。大島紬つむぎと同じ組織で、本絹糸を藍染めにした、絣かすり糸で織られた絹織物。
藍型
あいがた
紅型に対して藍だけで染める沖縄の型染め。
合柄
あいがら
柄と柄の間で同じ柄を繰り返し用いる柄、または地紋のこと。
合着
あいぎ
春秋に着る衣服のこと
間着
あいぎ
和服で、打掛の下に着る小袖。
合口
あいくち
着物を仕立てた時に縫いあわせのところで柄が合う部分
合い印
あいじるし
二枚以上の布を縫い合わせるとき、布がずれない様につける印のこと。
藍染め
あいぞめ
藍甕(あいがめ)の中で糸や布、紙などを藍の液につけて色を染めること。
アイ・ダブル・エス
IWS
「国際羊毛事務局」の略称。1937年創立。
ウ−ルの品質を保証する「ウ−ル・マ−ク」はIWSの活動の一環である。
合褄幅
あいづまはば
着物の襟先の付止まりで、衽(おくみ)幅のこと。普通、衽の裾幅より1.5センチ狭くする。
アイビー
Ivy
「木蔦」の意味。50年代から60年代にかけて日本で大流行したファッション。
アメリカ東部の名門市立大学8校で結成するフットボール・リーグが、校舎に生い茂る蔦にちなんでアイビー・リーグと名付けられたことから、そのキャンパスでの学生の間で生まれたスタイルをアイビー・ルックと呼ぶようになった。
背広スタイルで、肩パッドを入れないブレザーなどが特徴。タイ、シャツ、靴下などすべての型が統一されている。カジュアル・ウェアの代表。トラッドの源流でもある。
アイビ−・シャツ
Ivy Shirt
アイビ−調の服装によく使われるシャツ。ボタンダウン・シャツと同義。
襟はロング・ポイントのボタン・ダウン・カラ−。前合わせはフロント・パネル・バックで衿の中央にボタンが付いている。
スリムな仕立てでバックのセンタ−・プリ−ツはボックスプリ−ツになっている場合が多い。
生地は白か色無地のオックスフォ−ド・クロスを主に使う。カジュアルな用途向きには特にギンガム・チェックやマドラス・チェック使いのものが多く見られる。
ドレス・シャツとカジュアル・シャツ双方のタイプがある。
アイビー・スタイル
和製語
アイビー・カレッジの在学生の間に生れた流行を取り入れた服装。
肩パッドなしの三ボタンブレザー、細いアイビータイ、マドラスチェック、ストライプなシャツなど、形は統一されていた。
アイビー・ストライプ
Ivy Stripe
太い線をベースに、4色以上の各種の細い線を組み合わせた、ストライプとラインが繰り返されるデザイン。「アイビー・ブレザー」「アイビー・シャツ」特有の、一種の紬縞。
太線はブレザー用、中縞・細縞はシャツ用に分けられる。
アイビー・スラックス
Ivy Slaks
アイビ−調に見られるスラックスの総称。
多くはパイプド・ステム、ストレ−ト・ハンギングと呼ばれる直線的なシルエットを持つ。
本格的なものは尻ポケットに角型のフラップ・アンド・ボタン・ダウン・ポケット、バック・ストラップが付き、前はプリ−ツなし。
アイビー・タイ
Ivy Tie
1960年代に流行した細い幅の結び下げネクタイの総称。一般に、5センチ前後の幅のものを指したが、3センチ前後の極端な細幅タイプもあった。
レジメンタルやクラブ縞のものをはじめ、小紋プリント、黒のニット・タイなどがある。
アイビー・ホ−ルド
Ivy Fold
ポケッチ−フの飾りかたの一種。折りたたまずに、全体にふわっとした感じで角をさし込む。無造作で曲線的な味が特徴。
アイビ−ルックに限らず、イギリスやヨ−ロッパでも古くから行われている。
別名パッフド・スタイル。
アイボリー
Ivory
象牙の意味。薄いクリーム色。
アイリッシュ・ツィード
Irish Tweed
アイルランドのドニゴール州で、手紡ぎ糸を使い、手機で織っていた紡毛のツイード、それと風合いを等しくする、アイルランド産のツイードの総称。ドニゴール・ツイードとも。
アイリッシュ・ポプリン
Irish Poplin
経に生糸、緯にソ毛糸を使い、経密度を多くして平織りに織った、横畝のある織物。イギリス産であるが、フランスのアビニヨン地方で創製されたポプリンの原形を伝承した織物である。
アイリッシュ・リネン
Irish Linen
アイルランド産の亜麻および亜麻製品。光沢がありしなやかで強度もシワもある。水や摩擦に強く夏物衣料に多く使われる。衣服用、ハンカチーフ用、テーブルクロス用、その他家具装飾用として品質優良で有名である。
アイリッシュ・レース
Irish Lace
アイルランド産レースの総称。18世紀以後産業として発展し、19世紀後半に著しく普及した。技術、様式は多様で、カリクマクロス・レース、リメリック・レース、アイリッシュ・ポイント・レース、アイリッシュ・ローズ・ポイント、アイリッシュ・クローシェなどがこれに含まれる。
アイリッシュ・ローズ・ポイント
Irish Rose Point
アイルランド産のローズ・ポイントレース。アイリッシュ・ポイントとも。
アイリッシュ・ワーク
Irish Work
アイルランドの農民の間でおもに行われた、白糸刺繍の一種。薄手のリネン、モスリン、キャンブリック地に、サテンス・テッチ、フレンチ・ノット・ステッチなどで何度も重ねて盛り上げるように刺す。
アイレット
Eyelet
小穴、紐穴のこと。鳩目穴。ベルトや靴、衣服に紐を通すために、鳩目鑿(のみ)を用いてあける子穴。それに付ける輪状の金具のことも意味する。目打ちや鳩目金のこともいう。
アイレット・ワーク
Eyelet Work
目打ちで布の織り目を押しひろげたり、切り抜いた小穴のまわりを巻き縫いにする刺繍の技法。カットワークの技法の一つ。
アイレット・カラ−
Eyelet Collar
衿先に小穴があいている衿。ピンを渡して留め合わせる。 ピンホール・カラーに同じ。
アイレット・ステッチ
Eyelet Stitch
糸を引きぎみに刺して小穴をあけるドロン・ファブリック・ワークの技法。刺し方は輪郭線を中心から外側へ2回ずつ繰り返して糸をかけ、引きぎみにして円形に刺す。
アイレット・レース
Eyelet Lace
レースのように透しの部分の多いアイレットワーク。
藍蝋
あいろう
藍甕の縁についた泡を集め、洗い乾かして板状、棒状に固めたもの。絵の具などに使用。藍棒。
アイロン
Iron
熱と圧力で、布地のしわを伸ばしたり、縮めたり、衣服の形を整えたりする器具。 乾燥した熱を主とするものと、熱と水蒸気を併用するものとが一般化している。
アイロン・トウ
Iron Toe
靴のつま先がアイロンの先のように尖っているデザイン。
アヴァンギャルド
avant-garde(仏語)
前衛、先駆け、革新的の意。大胆且つ独創的なデザイン。
アウター・ウエアー
Outer Wear
一番外側に着られる衣服の総称。
アウター・カラー・ルック
Outer Collar Look
シャツの衿をジャケットなどの上に出して着る着こなし。
アウター・コート
outer coat
コ−トと同じ意味だが、特に外側に着る事を強調して使う。
アウター・ベルト
outer belt
衣服の上から、装飾を目的として付けられるベルトの総称。
アウター
outer
アウターウェアの略。外側に着る衣服の総称。
アウティング・ウェア
Outing Wear
戸外で着用する、遊びやスポーツにふさわしい軽快で、活動的な衣服。丈夫な素材が用いられる。
アウティング・ドレス
Outing Dress
外出着のこと。
アウトサイド・シーム
outside seam
ボトムなどの外側の縫い目。
アウトシーム
Outseam
縫い代を表側に出して縫う方法。外縫い。
アウト・ソール
Out Sole
靴の本底あるいは表底のこと。地面に接地する部分。靴底の中で最も外側の地面に付く部分のことを指す。
アウト・ツー・タック
Out two tuck
スラックスのウエストのヒダが2本、外向きにあること。これのないものを「ノータック・スラックス」一本のものを「ワンタック・スラックス」などという。
アウト・ポケット
out pocket
はりつけポケットのこと。パッチ・ポケットとも。外側につられるポケットの総称としてつかわれる。
ジャケットやブレザーなどカジュアルなスタイルに最適。
アウトライン・ステッチ
Outline Stitch
刺繍で、図案の輪郭線を刺すな刺し方。
アウトライン・スモッキング
Outline Smocking
刺繍のアウトライン・ステッチをギャザーの山にかがるスモッキングの技法。
アウトライン・ワーク
Outline Work
線の形・配色・太さだけで表現する刺繍の方法。
アウトレット
Outlet
ファクトリー・アウトレットの事で、工場直売店の意味。 自社の在庫品、傷物、サンプル品などを通常店とは離れた別店舗で販売する業態。
アオザイ
Ao dai
長い衣という意味で、長杉(チョウサン)という丈の長い中国服と、中国語で「ズボン」の意味のクーズによって完成した、ベトナム女性が着用する民族衣装。チャイナドレス同様に、両脇にある裾から腰までの深いスリットから、ゆるめのズボンが見える。
青摺衣
あおずちのころも
宮中の神事の際に舞人が着用する祭服。
か〜       このページのトップへ
アガール
Agal
アラブで、頭から被ったベールを固定するために巻きつける、鉢巻きのような紐。カフィーアと呼ばれる頭を覆う布を留めるために用いる。
明石縮
あかしちぢみ
江戸時代初期から戦前まで明石で織られていた夏用の絹織物。
明治以後、明石織に改良を加え、新潟県十日町付近で織られた絹縮の一種。縦糸に生糸、横糸に練った強撚糸を使った薄地の平織り。"
アカデミカル・ドレス
Academical Dress
大学の卒業時に教授や学生などが、着用したり、あるいは名誉ある学位を授けられた人たちなどが着用する特徴のある服装。
茜染め
あかねぞめ
茜の根で染めること、または染めたもの。日本で最も古い赤染め。
アガバンス
Agabance
シリアのアレッポというところでつくられた綿布に絹糸刺繍をした生地。
アガミッド
Agamid
粗い布地やロープに使われるフィリピン産の無花果の樹皮から採取した繊維。
赤耳ジーンズ
あかみみじーんず
生地の端部分を赤い糸でマークしたデニム生地で作られたジーンズ。
秋田畝織
あきたうねおり
秋田で織られる秋田八丈の柄の絹織物で、織が畝のように見える。
秋田八丈
あきたはちじょう
茶色や黄色を基調とする縞柄の草木染絹織物のこと。
開き止まり
あきどまり
ファスナーやスリットなどのあきの部分の、あきが終るところ。
開き見せ
あきみせ
ジャケットやコートなど袖の縫い目を利用して袖口にダーツやひだを作ってボタンを付け、縫い目があいているように見せる装飾的なあきのこと。
アクション・プリ−ツ
action pleat
動作を楽にするために、袖の後ろの部分や、背中の中央に取られた機能的なプリ−ツ(ヒダ)のこと。
アクセサリー
Accessory
身につける装身具・装飾品・付属品のこと。
アクセント・カラー
accent color
全体のルックスに変化を出し、単調なイメージを引き締めるために用いる少量の強調色。ポイント・カラーと同じ。
アクティブ・スポ−ツ・ウエア−
acive sports wear
運道着と呼ばれるものの総称。
アクトン
Acton
中世ヨーロッパで鎧の下に着たジャケットの一種。
アクリラン
Acrilan
アクリル繊維の一種。商標名。
アクリル
Acrylic
石油を原料とする世界3大合成繊維で、ウールに似た性質の短繊維(ステプール)とシルクに似た長繊維(フィラメント)がある。繊維化に成功したのは1944年。日本では、ポリエステルと相前後して工業化された。
アクリル繊維
アクリル繊維とは、アクリロニトリルを主成分とした合成繊維類の総称。羊毛に類似の外観や触感をもつので、毛製品と同じ用途の製品がつくられている。毛製品のようにフェルト化しない特性をもつ。
盤領
あげくび
埴輪や男の装束類にみえる衿形。盤は円形、領は衿を意味するところから円形の衿をいう。
アコーディオン・プリーツ
Accordion Pleat
アコーディオンの蛇腹のように折りたたまれている細い立体的なプリーツ。
アコーディオン・プリーツ・スカート
accordion pleats skirt
アコーディオン・プリーツを用いた、プリーツ・スカートの一種。
アコーディオン・ポケット
Accordion Pocket
アコーディオンの蛇腹のような畳みひだをつけたポケット。ベローズポケットと同義。
カ−ゴ・パンツなどのポケットに見られる、大きくて機能的なものである。
あごぐせ
ネックラインからバスト・ポイントに向けてダーツを縫って立体感を出すための方法。

あこめ
装束に用いる衣服の一種。装束の表着と単の間にこめて着る衣の略装。
さ〜       このページのトップへ

あさ
クワ科の一年草。皮から繊維をとり、織物・糸・蚊帳などをつくる。
麻は非常に古い繊維で、特にリネンは人類が用いた最古の繊維とされている。その種類は20種近くに及んでおり、植物から繊維を採集する部分で大別している。
衣料用としては亜麻、苧麻、ラミーが用いられ、繊維製品の品質表示ではこの3種類を麻という。
丈夫で吸湿性に優れているので、涼しく爽やかな事から夏季素材として適しているが、伸度・弾力性に乏しく、シワになりやすい。衣料として和洋服地、ハンカチーフなどのほか、帆布、消防ホースなどに用いられる。
浅葱色・浅黄色
あさぎいろ
黄色っぽい淡いあい色。水色。
麻芯
あさしん
亜麻や苧麻の麻繊維でつくられた芯地の総称。テーラード仕立てのスーツや、コートの前芯や衿芯に多く用いられる。
麻番手
あさばんて
1ポンドで300ヤード(約274.3m)のものを1番手とする。
足利銘仙
あしかがめいせん
栃木県足利市で織られた銘仙。
葦雁文
あしかりもん
水辺の葦に様々な姿の雁を配した水辺文様。
アシッド・カラー
acid color
アシッドは「すっぱい」などの意。すっぱいような感覚のあるシャープな色で、若い果実の酸味をイメージさせるような色。
葦手文様・芦手文様
あしでもんよう
平安時代に成立した日本独自の装飾文様の一つ。流水に葦などが生える水辺の景に、岩や水鳥などに重ねて隠すように和歌や催馬楽などの文字があらわされている。文字をたどって読み、あるいは絵とあわせて、一首の歌を読みとる。
味とり・味つけ
あじとり
皮のなめし工程や縫製工程で、乾燥して固くなった皮へ、水分を加えて柔らかくする作業。
アシメトリー
asymmetry
左右非対称・不釣り合い・不均衡。本来調和のとれる左右対称を意図的にやめることによって、動きを出そうとするもの。
打ち合わせを寄せて、左右のバランスを崩したり、右袖があって左袖はないが全体にバランスがとれているデザインなど。ダイナミックな美しさとソフトな優美さが表現できる。
アシメトリック
asymmetric
左右対称ではないデザインに使う。「ワン・サイド」、「オフ・バランス」とも。
アジャスタブル・カフ
adjustable cuff
袖口の寸法が2通りに調節できる一重のカフのこと。
アジャスタブル・バンド
adjustable band
袖口を調節するため、または、装飾として使うスリープ用のタブ(衣服の肩や袖口に付ける布飾り)のこと。
アジャスト・タブ
adjust tab
調節用の持ち出し。ベルトレス・スラックスやジャンパ−の裾などによく付けられサイズの調節と装飾を兼ねたものが多い。
アジャスト・ベルト
Adjust Belt
コートやジャケットのウエストの表面に直接施した調節用のベルト。
網代織り
あじろおり
網代とは薄く削った竹や木を編んだもので、織物では経糸、緯糸を平らに引きそろえて碁盤目状に組織したもの。
アシンメトリー
asymmetry
アシメトリーに同じ。
アスコット・シャツ
Ascot Shirt
アスコット・タイを最初からつくり付けにしたシャツ。アメリカン・トラディショナルのアイテムのひとつ。
アスコット・タイ
ascot tie
礼装用のネックウエアとして、モーニングコートなどに用いられるスカーフ状のネクタイのこと。結んだ広い端の部分を重ねてからタイピンで留める。
英国の貴族たちがアスコット競馬場に、モーニング・コートにこのタイを用いた正装で出席したことから、一般に流行するようになった。19世紀の中頃にあらわれたといわれる。
”せみ型ネクタイ”とも呼ばれる。現在では、その形状を簡易で作られており、スポーティな場面で着用される場合が多い。
アズテック調プリント
Aztec
16世紀まで、中米で古代文明を誇ったメキシコのアズテック族の織物や染め物のモチーフを図案化したプリント。
アストラカン
astrakhan
カラクールラムのフランス語名。
巻き毛状の毛玉をもった表面の、厚手の織物またはニットのこと。もとはロシアのアストラカン地方で産出する子羊の毛皮のことで、現在ではこれに似たものを含めての総称。
アストラカン・モヘア
Astrakhan Mohair
アストラカン・ウールに似せて織った梳毛(そもう)糸とモヘア糸の交織織物をいう。
アスレティック・シャツ
athletic shirt
一年を通じて用いられる、代表的な男性下着の一種でランニング・シャツのこと。クラシックなイギリス型のものは肩の部分が広く衿がつまっている。
アスレティック・スポ−ツ・ルック
athletic sports look
運動競技用の服装を採り入れたり、アレンジしたファッションのこと。
アズロン
Azlon
蛋白質系の人造繊維の一般名。牛乳蛋白繊維のカゼイン、とうもろこし蛋白繊維のゼインなど。

あぜ
緯糸と経糸が1本づつ交互に組まれた組織。
畦編
あぜあみ
表目の部分が畦の山のように見えるゴム編みのこと。横方向の伸縮性が大きい。
畦織り
あぜおり
平織りの一種で、畝(うね)織りともいう。布の表面に畝が見られる。
アセテート
acetate
木材パルプのセルロース成分に酢酸を作用させてつくる半合成繊維で、絹のような優雅な光沢と感触をもっているが、強度が弱い。
た〜       このページのトップへ
アタッチド・カラー
attached collar
身頃から取り外しの出来るカラ−の総称。
厚板織り
あついたおり
平織りの地組織に、絵緯によって文様をあらわした織物の一種。
能装束に用いられている。
厚織
あつおり
比較的太い綿の撚り糸を用い、平織りまたは綾織りに織った厚地の綿織物の総称
厚司織
あつしおり
アイヌ民族が衣服に用いた織物。樹皮繊維で織った厚地の織物。またはそれに似せた大阪特産の丈夫な厚手綿布。
アッシジ・ワーク
Assisi Work
イタリア中部の町アッシジの伝統的な区限刺繍の一種。単純化されたモチーフのシルエットを残して、その背景になる部分をクロス・ステッチで埋め、細い部分はダブル・ランニング・ステッチやバック・ステッチで表現する。伝説や宗教的逸話にちなむデザインが多い。
圧縮フェルト
あっしゅくふぇると
羊毛などの動物繊維を原料とし、水分、熱、圧力を与えて縮絨させて布状にしたもの
アッシリア・オーナメント
Assyrian Ornament
メソポタミア地域で伝承され、アッシリアにも受け継がれた文様。
有彩色の間を無彩色で分離して明暗差を表現し、縁飾りの隅の文様の扱いがすぐれている。植物、動物、幾何学的モチーフなどがある。
アッパー
upper
靴のソール部分より上の、足の甲を覆う部分。
アップリケ
Applique
布地に、ほかの布で作った模様を縫い付ける技法。
アティフェ
Attifet
16世紀に流行した先端が前額の中央部に垂れ下がった小型の頭飾りや、同型の帽子やかぶり物。
当腰
あてごし
狩衣を着用するときに、後ろ腰に当てて結んだ帯。
後染
あとぞめ
白生地を織ったあとに染めること。⇔先染め
アトゥシ
Attushi
木の皮で作られる、アイヌの民族衣装。
アドニス・ウイグ
Adonis Wig
18世紀前期のヨーロッパで流行した、白または灰色の長くもじゃもじゃの毛のかつらアドニスとは、ギリシア神話に登場する美少年の名。
アトラス編み
機械編みの一種。綿糸を用いた手袋生地、肌着用生地に用いられる。ヴァンダイク編みとも。
な〜       このページのトップへ
穴糸
あないと
ボタン穴をかがるときに使う糸。
穴かがり
あなかがり
ボタン穴をかがること。
アナクサリデス
Anaxarides
古代ペルシア人が履いていた革製の長ズボン。
アナロジー・カラー・コーディネート
analogy color coordinate
類似色や同系色の組み合わせのこと。
アニエス・ベー
agnes.b
フランスのデザイナー。
アニマル柄
あにまるがら
→アニマル・プリント
アニマル・パタ−ン
animal pattern
動物の毛皮に見られる模様のこと。
アニマル・ファイバ−
animal fiber
動物から作られる繊維の総称。
アニマル・モチーフ
animal motif
動物を文様化した図柄の事。
アニマル・プリント
animal print
動物の毛皮の柄をモチーフにしたプリントの総称。
アニョー
Agneau
子羊の毛皮のこと。
アノラック
anorak
フ−ド付きの防風衣の総称。
は〜       このページのトップへ
アバー
イラクで女性が頭から被って全身を覆い隠す布。
アパッシュ
apache
フランス語で「都会の与太者」のこと。
スカ−フに似たネッカチ−フの一種。ネクタイのような結び方をして首に直接巻き付ける 。
1965年頃、パリのモンマルトル周辺の「アパッシュ」たちの服装から流行した。
アバディ−ン・ソックス
Aberdeen socks
スコットランドで作られたスポ−ツ・ウエアー向きの靴下。ごく太い糸で編まれている。
アパレル
apparel
衣服または装いという意味。外側に着る服で下着などには使われない。既製服のこと。広義ではアクセサリーや靴も含まれる。
アパレル・ジュエリー
apparel jewelry
ジュエリーやアクセサリー・メーカーではなく、アパレル・メーカーがデザインして販売するもの
アパレル・メーカー
Apparel Maker
衣服製造業者。下請け縫製工場なども含む。
アバローニ
Abalone
トコブシや、アワビなど腹足類の貝のこと。貝殻の内側は、真珠のような光沢があるため、ボタンや装飾に用いられる。
アバン・ギャルド
avant-garde(仏)
第1次世界大戦ごろからヨーロッパにおこった、実験的手法により新しいものをつくり出そうとした、革新的芸術運動の総称。
風俗的な奇抜な服装をさす。
アビ
Habit
18世紀のフランスで用いられた、ひざ丈の男性用上着。
アビ・ノアール
Habit Noir
燕尾服のこと。
アビ・ア・ラ・フランセーズ
Habit a la francase
17世紀後半から18世紀末までのヨーロッパの貴族の男性の正装。 アビと呼ばれるジャケットに胴着と半ズボンからなる。
アフガン・コ−ト
Afghan coat
アフガニスタンの民族衣装。毛足の長い粗い毛皮と、カラフルなアフガン模様を特徴としたロング・コ−ト。
アフガン編み
棒針の先に鈎のついた編み棒を用いて編む手編みの一種。
アフガン針
アフガン編みに用いられる針で、針の一方の先がかぎ形になっている。
アブストラクト・パタ−ン
abstract pattern
抽象的なバタ−ン柄の総称。
アフタ−・シックス
after six
午後六時以降に着る礼装の総称。
アフター・ファイブ
after five
勤務時間後に改まった場所に出る時、ジャケットやベストなどを着て、夜のムードを演出する服装の事。
アフタヌーン・ドレス
Afternoon Dress
午後の社交の場で着る婦人の礼装。形、材料ともやや控えめなものが良いとされる。
あまり低くないネックライン、長めの着丈、長めの袖丈が原則。生活様式の変化によって、その他のドレスとの区別が付きにくくなった。
アフタヌーン・スーツ
afternoon suit
午後の社交に用いる女性のスーツ。
アフリカン・ブラウス
African Blouse
アフリカの原住民が着る、布を二つ折りにして、首穴と袖をつけただけの、簡素でゆったりしたオーバー・ブラウス。
アフリカン・プリント
African print
アフリカ原住民の衣装に見られるエキゾチックな色柄。「アフロ・パタ−ン」とも。
アフリカン・ルック
African Look
アフリカ諸国の民族衣裳を採り入れたスタイル。
アプリケ
applique
土台布に多様な材料を重ねて、ステッチで固定する技法。
とりつけた、あてはめた、などの意。アップリケともいう。
アプリケ・カリクマクロス・レース
Applique Carrickmacross Lace
アイリッシュ・レースの一種。薄い麻布から切り抜いたモチーフをつくり、機械製のネット地に縫いつけたもの。
アプリケ・レース
Applique Lace
アプリケの技法を用いてつくるレース。薄手の生地に、薄地のアプリケやレースのモチーフを縫いつけたもの。 特殊なステッチを用いるため、地と模様の部分が同時につくられたように見える。
アベ・カブ
Abbe Cape
フランスの聖職者の着るケープで、長短の布を段重ねしたもの。
アペックス
Apex
円錐台形の頭飾りの頭頂部につける、円錐形の装飾品。
アポット・クロス
Abbot Cloth
キャンパス布に似た、ざっくりしたバスケット織りの布。木綿地で、間仕切リやカーテンなどの、ひだを見せるようなドレーパリーに用いられる。アポットは大修道院長の意。
アポプテュグマ
Apoptygma
古代ギリシアのドーリア式キトンの胸前の折返し部分の呼称。
アポラ
Abolla
古代ローマの軍人が着用したパレード用の外衣。方形のウール地を衿もとや肩でブローチで留めて着た。
アポロ・キャップ
apollo cap
フェルトで出来たひさしの長い丸帽。
ま〜       このページのトップへ
亜麻
あま
麻の一種で、夏の衣料のほか、ハンカチーフ、テーブルクロス、ナプキン、帆布、ロープなどに多く用いられる。
濡れると強くなり、湿潤性が大きい。手触りがかたく、強いが伸びは小さい。
甘木絞
あまぎしぼり
福岡県甘木地方の、簡単な鹿の子絞りを連続させて松や城などをあらわした、藍染めの絞り染め。
アマゾン・ルック
Amazon Look
アマゾンとは、ギリシア神話に登場する女戦士の一族。女らしさを否定するようなスタイルをいう。
アマディス・スリーブ
Amadis Sleeve
肩近くでふくらみ、袖口にはきっちりとしたカフスがつけられたもの。1830〜50年まで流行し、50年ごろにはカフスが肘まで達し、ボタンで留められるようになった。
雨蓋
あまぶた
ポケットロの上に垂れ下がっているふたのこと。
雨蓋隠
あまぶたがくし
雨蓋(フラップ)の付いた隠し(ポケット)の意。フラップ・ポケット。
編上げ靴
あみあげぐつ
レース・ブーツ(laceboots)ともいう。履きロをひもで編み上げて足にフィットさせるもので、深靴のタイプのものをいう。
編み上げサンダル
長い紐を用いて、足首や下肢の部分に巻き、固定するようにしたサンダル。
アミアン
Amiens
フランス北部のアミアンでつくり出されたソ毛織物。強撚糸を用いて綾織りに組織し、縞などをあらわした服地。
アミクトゥス
Amicutus
古代ローマ人の着た外衣の総称。
編込み模様
あみこみもよう
2色以上の糸を使って模様を編み入れながら、編み地をつくり出したもの。
網シャツ
あみしゃつ
木綿の太糸でネット状に編んだランニングやTシャツのこと。
アミシュ・コスチューム
Amish Costume
16世紀のヨーロッパにおこった、キリスト教の一派であるメノー派教徒の女性が着用する簡素な衣服。灰黒色無地のギャザー・スカートと短上衣、ボンネットからなり、あきはひも結びにして留める。
アミス
Amice
カトリックの司教らが、ミサのときに首のまわりから肩に着用する肩衣。長方形で白い麻布製。
または、13〜15世紀の聖職者の用いた毛皮の頭巾、頭巾つきの毛皮裏のケ−プのこと。アルミエスとも。
網タイツ
編み状に柄の入ったタイツ。
編み玉
あみだま
編んでつくるボンボンのこと。かぎ針または棒針で円形の編み地を編み、わたを詰めて編み端を絞り玉にする。
編み紐
あみひも
一定の編み方を連続して、編まれた紐の総称。
編み紐釦
あみひもぼたん
土台に、ひも類を巻きつけたボタン。
編み棒
あみぼう
棒針編みに用いる編み針。
網目織り
あみめおり
平織りか簡単な綾織りの生地に、別の縦糸と横糸で、編み目ののような柄をあらわした織物。
網目文
あみめもん
漁などに用いる網の編み目を、図式的にあらわした文様の一種。
アミュレット
Amulet
お守り、護符、魔よけなどの意。石、金属などの小片を身につける。
アミラン
Amilan
東レで製造するナイロンにつけられた商標名。
編みレース
かぎ針、棒針を用いて、編み物の技法でつくるレース。
アムンゼン
Amundsen
しぼ(織物表面の凸凹)のある変わり織・梨地織の一種。
アメカジ
→アメリカン・カジュアル
アメシスト
amethyst
紫水晶。クオーツ(石英)の一種。2月の誕生石。
アメリカン・アームホール
American armhole
→アメリカン・スリーブ
アメリカン・オポッサム
American Opossim
北米大陸と南米北部に生息する体長は45cmぐらいの布袋目の動物。日本ではフクロネズミ。自然色のままか、染色してコート、トリミング、帽子などに使われる。
アメリカン・カジュアル
American Casual
アメリカ調のカジュアル・ルック。アイビー系、プレッピー系のイースト・コースト調とサーファー系やウェスト・コースト調に分けられる。
アメリカン・キルティング
American Quilting
表布にあらかじめパッチワークやアプリケをし、この表布と裏布の間にわたなどをはさみ、図案どおりにステッチをかけたもの。
アメリカン・クラシックス
American Classics
1940年代、1950年代におけるアメリカン・ファッション。
アメリカン・コンチネンタル
American Continental
イタリア調の影響による1950年代末のアメリカン・スタイルの一種。1960年代に、アメリカのジャズマンたちが流行させたスーツスタイル。
上着丈が短く、ウエストを高い位置で絞り、前裾の丸く大きいカットが特徴。シングル2つボタンで、ボタン位置は高め。スラックスは全体に細めのもの。
アメリカン・ショルダー
American Shoulder
ジャケットやコートなどの肩幅の広いスタイルのもの。
アメリカン・スタイル
American Style
アメリカ風スタイルの意。服飾では、誰にも向く比較的カジュアルで、合理的で経済的な、労働着やスポーツ服などをアレンジした服装のスタイル。
アメリカン・スリーブ
American Sleeve (和製語)
アメリカン・アームホールの俗称。首の根もとから袖ぐりの下まで斜めに大きくカットした、ノースリーブ型デザインの一種。ホールター・ネックラインのように見えるが、紐などで吊るすことはなく、後ろにも前と同じ形の身頃が付いている。肩が大きくあらわれ、アメリカ風の開放的な雰囲気を感じさせることから名付けられた。フランス語でアンマンシュール・アメリケーヌ。
アメリカン・セーブル
American Sable
体長60〜85cmほどの食肉目イタチ科の動物。繊細でシルキーな刺し毛をもつ。ごく色の濃いものは自然の色のままで使われるが、普通は染色したり、ロシアン・セーブルの暗青褐色にブレンドして、コートなどの素材として使用する。
アメリカン・トラディショナル
American traditional
@アイビー・リーガーが育ててきた伝統的なスタイル。主に紳士服を中心にした服装。
Aラルフローレンなどのベーシックな服装。
アメリカン・ナチュラル
American natural
肩がナチュラル・ショルダ−、シングル・ブレスレットで、全体にスリムなシルエットが特徴。
アメリカン・ノスタルジア
American nostalgia
古くは1920年代から、その後は60年代まで、アメリカにおける郷愁を感じさせるものの総称。
アメリカン・ファッション
American Fashion
アメリカで生まれる流行の総称だが、アメリカの有名な高級衣装店やメーカーが発表する流行の型をさす。アメリカン・モードともいう。
アメリカン・ファニー・プリント
American Funny Print
プリント柄の一種で、小柄の模様をおもしろく配色したもの。少女向きのワン・ピースなどに利用される。
アメリカン・ブリティッシュ・モデル
american british model
アメリカン・トラディショナル・スーツに英国調のスタイルを取り入れたもの。ウエストがやや絞られているいるのが特徴。
アメリカン・ルック
American Look
→アメリカン・スタイル
や〜       このページのトップへ

あや
繊物三原組織の一つである斜文組織、あるいは綾織り。
綾藺笠
あやいがさ
藺草製の編笠。綾組織で漏斗形に編まれ、頂部に冠の巾子がついている。平安時代から、武士が狩猟や流鏑馬などに用いた。日照り笠、綾笠ともいう。
綾糸織
あやいとおり
絹織物の一種。組織は綾組織からなり、破れ斜文、変化斜文によって文様化したもの。無地染めや捺染をしたうえで、着尺地として使われる。
綾織
あやおり
織物三原組織の一つ。サージやギャバンやデニムに代表される織り方。
緯糸と経糸だけの地組織の変化だけで文様を作り出す。織り面には斜め方向に緯線が走っており、斜文織りともいう。平織と比べ、風合いが柔軟でシワがよりにくく、糸の密度を増すことができる。
光沢に富むので、平織に次いで多く用いられている。
綾甲斐縞
あやかいき
絹織物の一つ。綾組織の甲斐絹。表面が平滑で光沢がある。
綾金巾
あやかなきん
綾組織の薄地の絹織物。シャツ地、布団地、カーテン地などに用いられる。
綾小倉
あやこくら
綾組織の小倉織。霜降り、紺無地などの綿織物で、実用的、耐久的な織物である。
綾竹組紐
あやたけくみひも
芯糸の入っている平打ち紐。
綾縮緬
あやちりめん
縮緬は織りであるが、これを綾組織にしたもの。手触りが柔らかで光沢に富む。
綾浪織
あやなみおり
絹織物の一つで、変わり織り紋縮緬。昭和初期に丹後地方で製せられ、色無地に染めて羽織やコート地に用いられた。
綾縁
あやべり
別名蛇腹。平打ちのひもで装飾に用いる。
嘗蒲帷子
あやめかたびら
帷子の一種で、江戸時代初期から、たんごの節句の時季に着用する単物をいった。菖蒲湯惟子とも菖蒲浴衣ともいう。
菖蒲帽子
あやめぽうし
野郎帽子の一つ。元禄年間ころ、歌舞伎の女形が用いはじめた紫帽子。
綾木綿
あやもめん
綾織りの綿布の総称。
綾絽
あやろ
斜文織りの絽。平織りの絽に比べて外観の変化に富み、装飾的。
脚結
あゆい
5、6世紀ごろの古墳時代の男子埴輪像にみられる、衣袴の袴の膝関節の下をひもで結束すること。
ら〜       このページのトップへ
ア・ラ・エリソン
A La Herisson
1780年代の男女間に普及した、ハリネズミのように無造作にとかした横ひろがりのかつら。英語ではヘッジホッグ。
アラス・レース
Arras Lace
フランス北部のアラス産のボビン・レース。単純で、変化は少ないが、丈夫さ、白さ、軽快さが特徴。
アラスカン・コート
Alaskan coat
アラスカ産のオットセイの毛皮(シールスキン)でつくられた、防寒用のコート。または、その毛皮に似た素材でつくられたもの。毛皮のトリミングの付いたフードが特徴。
荒妙
あらたえ
木の皮の繊維を採取して糸にして、織った織物類のうちで、やや粗く太い糸で織ったもの。奈良時代前後に用いられた衣料の一種。
粗裁
あらだち
型紙補正を考えて、ゆとり分や縫い代を多くつけて裁断すること。あらかじめ予定する大きさに布を裁つこと。
アラビアン・エソブロイダリー
Arabian Embroidery
アラビアの伝統的刺繍。華やかな色彩、東洋的な幾何学的模様が特色。
アラベスク
arabesque
アラビアの、アラビア風の、唐草模様のという意味。
アラビア地方の民族柄で、イスラム美術の装飾模様。葉や花、蔓などのモチーフを唐草模様や幾何学模様にしたもの。花、鳥、人物をまじえた図柄もある。
ア・ラ・モード
A La Mode
今はやりの、最新流行のなどの意。
霰文
あられもん
色の異なる方形を交互に並べた文様。また大、小の円粒形を散らした文様。
アラン・セーター
Aran sweater
アイルランド西方のアラン諸島を発祥地とする手編みセーター。漁夫の防水防寒のために脱脂しない防水性のある太糸を用い、それぞれの家をあらわす柄を手織りで編み込む。同じ模様のものはないとされる。
アラン・ニット
Aran Knit
→アラン・セーター
アランソン・レース
Alencon Lace
フランスのアランソン市でつくられたニードルポイントレース。18世紀ロココの貴族社会で愛用された。
アリサード
Arisard
スコットランド女性が、腰帯を締めて着用したチュニック風の衣服。
アリキュラ
Alicula
ローマで着用されたフードつきのコート。
アル・カポネ・スタイル
Al Cap0ne Style
1920年代のシカゴのギャング団のボス、アル・カポネに代表されるスタイル。
白のソフト帽に黒リボンをかけ、片方のブリムだけ上に上げて斜めにかぶる。縞のネクタイを細くかたく首もとに結び、スーツはダブル前。ペンシル・ストライプの入った黒かチャーコールで着丈は長め、靴は黒か白とのコンビネーション。
アルジャンタン・レース
Argentan Lace
フランスのアルジャンタン市でつくられ、17世紀以来有名になったニードルポイント・レース。
アルスター
ulster
ベルトつき長外套。後ろ身頃だけのハーフ・ベルトの場合もある。アイルランド北部のアルスター地方で産する厚地のウールを使用したことに由来。
アルスター・カラー
Ulster Collar
アルスターという外套につけられるダブル・ブレストの深い大きなテーラード・カラー。 上襟、下襟ともに同じ幅をもち、縁に太いステッチを施した幅広襟。
アルスタ−・コ−ト
ulster coat
単にアルスターともいう。アルスター・カラーとよばれる独特の衿型を特徴としたダブル・ブレストで共ベルト付きの丈長のコート。トレンチ・コ−トの原形とされる。
アルスタ−・レット
ulster let
アルスタ−・コ−トまがいのコ−トの意味。アルスタ−・コ−トに軽快感をもたせたコート。生地もいくぶん薄手で丈もやや短く、ベルトもー周せずバックだけを締める。
アルセーシャン・ボー
Alsatian Bow
フランスのアルザス地方の農婦が頭飾りとして用いた幅広のボーをいう。頭飾りや帽子の縁どりに用いられる。
アルトワ
Artois
ルイ16世の弟アルトワ伯爵の名に由来。
18世紀末から19世紀初めにかけてヨ−ロッパの男女が着用した外套の一種。ラシャ製で丈が長く、肩にはケープが3〜4段重ねて付けてある。長く御者用として着用された。。
アルバ
Alba
聖職者用の白衣。キャソックの上に着る長袖のゆるやかなワン・ピースで、袖口と裾には刺繍がしてある。神父がミサの際に着用している。
アルパイン・ハット
Alpine Hat
柔らかいフェルトでできた縁のあるソフト帽の一種。羽毛、房、刷毛型の飾りなどが横あるいは後ろに飾られる。チロリアン・ハットともいう。登山家やハイカーに普遍的にみられる。
アルパカ
Alpaca
南米ペルーやボリビア、アンデス山中に棲息するラクダ科の哺乳動物の一種。光沢のある、手触りの滑らかな毛が採れる。縦糸に綿糸、横糸にアルパカを使った織物は、最高級の裏地として使われていた。
アルバトロス
Albatross
アホウドリの胸毛に似せて軽くゆるやかに織られた平織りまたは綾織り地で、表面が柔らかにけば立てられている服地。
アルパルハータ
Alpargata
大麻の繊維を編んだりロープにしたもので底をつくってある、サンダル。
アルブ
Alb
聖職者が着る、裾がくるぶしまである、細い袖がついたチュニック。
アルミュス
Almuce
中世の聖職者などが用いた防寒用頭巾またはケープ。
アルメ
Armet
15〜17世紀に騎士がかぶった鉄胄。
アルルカン
arleqwin
→アーガイル
アロー・ストライプ
Arrow Stripe
矢羽根の模様を絣糸や織り組織であらわした縦縞。
アロー・ライン
arrow line
クリスチャン・ディオールが56年春夏コレクションで発表したライン。矢のように上から下までまっすぐなラインをいい、fラインともよばれた。
アロー・レース
Aloe Lace
ユリ科アロエ属の植物「アロー」の繊維の糸でつくった、最も原始的なレースの一種。
アローヘッド・ステッチ
Arrowhead Stitch
アローヘッドは矢じり、矢の根の意。色糸刺繍に用いる。ストレート・ステッチの要領で、左右交互に矢羽根の形に刺す。
アロハ・シャツ
aloha shirt
ハワイ諸島の男子によって着られる大柄で派手なプリント模様の日常用半袖シャツのこと。半そで、オープンカラー、背広上衣丈、裾のスクエアーカットが特徴。通常裾を出して着る。
日本の浴衣地を用いてシャツとしたところから始まったといわれる。
アロンジュ
Allonge
男性用の長髪かつら。ルイ14世の宮廷に登場し、のちにフランスの影響を受けた国では最もポピュラーな権威と威厳の象徴となった。カールを何段にもつくり、螺旋状の巻き毛が肩を覆ったもの。
わ〜       このページのトップへ
アワーグラス・シルエット
Hourglass Silhouette
砂時計の形ににせたシルエットの服。胸と腰にふくらみをもたせ、ウエストを締めた形。
阿波しじら
あわしじら
徳島県で産する綿織物の一つ。特産の藍で染めた縞のしじら織り。おもに夏の着尺地。

あわせ
和服で表地に裏地を縫い合わせたもの。
合せ帯
あわせおび
女帯の一種。2枚の裂地を使って縫ったもの。
袷羽織
あわせばおり
袷仕立ての羽織。晩秋から早春にかけて、主として防寒用に着る。
袷袴
あわせばかま
袷仕立ての袴のこと。
アワホ
awajo
ボリビア、ラパス州の女子がかぶる山高帽。
アンイーブン・ヘムライン
uneven hemline
ヘムラインが均一でなく、ギザギザしていたり、花弁状になったりしているデザイン。
アンガジャント
Engageantes
17世紀末期から18世紀中期にかけて、ヨーロッパの婦人服に用いられた肘丈の袖に薄地の生地にひだ寄せしたフレア状の3段のラッフルからなっている優美なカフス。
アン・コンストラクティド
Un Construted
「無構造仕立ての」の意で、肩のパッドや芯地、裏地の類を省略した一重仕立ての一種ともみられるジャケットのこと。
アンクル・ストラップ
ankle strap
足首に巻かれるようにデザインされているストラップのこと。
アンクル・ダイド・パンツ
Ankle Tied Pants
足首をひもで結んだズボン。
アングルド・ボトム
angled bottom
アングルは角度をつけること。スラックスの裾を後ろへ斜め下げにしたもの。モ−ニング・カットが俗称。
アングルド・ポケット
Angled Pocket
斜めに取り付けられたポケット。
アンクル・バンディド・パンツ
Ankle Banded Pants
足首の部分にバンドをつけて締め、上の部分をふくらませたズボン。
アンクル・ブ−ツ
ankle boots
くるぶしまでの深さのブ−ツ。
アングレーズ
Anglaise
フランス語で「イギリス風の」の意。
アンクレット
Anklet
@足首のあたりに付ける足飾り。
A足首までの短い靴下。
アンクロワヤブル
Incroyable
フランス革命後に、先端的な若者に流行した風俗。犬の垂れ耳状の長髪、小さな二角帽をかぶり、巨大な折り衿のあるコートを着、クラヴアットを鼻の下まで巻きつけ、ぴったりした半ズボンをサスペンダーでつって浅靴を履いている。
アンゴラ
Angora
@トルコのアンゴラ(現在のアンカラ)地方原産のウサギの一品種。毛が長く、純白で、羊毛と混紡して、婦人服地に使われる。
Aトルコのアンカラ(アンゴラ)地方に起源を持つアンゴラ山羊の毛がモヘア。生後一年までの仔山羊をキッドといい、繊度が細くしなやかなので特に珍重される。
アンゴラ・ヤーン
Angora Yarn
アンゴラウサギの毛を紡績した糸。アンゴラ山羊の毛を用いた糸もアンゴラ・ヤーンという。
アンコンジャケット
肩のパッド、芯地、裏地等が省略されているソフトでカジュアルに仕立てたジャケット。
アンコンストラクテッド・ジャケット
unconstructed jacket
パッドや芯、裏地などが省かれて柔らかく仕立てられているジャケット。
アンサンブル
Ensemble
組み合わせて着ることを目的としてつくられた、ワンピースとジャケット、セーターとカーディガンなど。
アン・シェブー
En Cheveux
帽子の代りに髪を飾るということで、長い髪を真ん中で分け、前髪を太い三つ編みにして、顔の輪郭にそって両わきに飾る。
アンジェラス・キャップ
Angelus Cap
ヨーロッパの農婦に見られる大型ハンカチーフ状の頭布。
アンダーアーム
Underarm
腕回りの下部からウエストラインまでのこと。
アンダ−・ウエア−
under wear
下着の総称。
アンダーウェア・ブラウス
underwear blouse
ネックラインがバストの上で水平にカットされ、肩からストラップで吊って着られる、袖無しブラウス。
アンダークロージング
Underclothing
表着によって隠れてしまう衣服部分の総称。
アンダ−・シャツ
under shirt
下着または肌着用のシャツの総称。
アンダースカート
Underskirt
スカートの下にはくペチコートなどのこと。
アンダー・スリーブ
Under Sleeve
下袖のこと。オーバースリーブの切れ目から見せる装飾的な袖。
アンダードレス
Underdress
下着一般をいう場合と、透かしの効果をねらったドレスのすぐ内側に着る場合がある。
アンダ−・ノット
under knot
ネクタイの結び方の一種。結び目の下に柄がでるようにする。
アンダー・バスト
Under Bust
乳房のふくらみの下を水平に一周する寸法およびその部位。
アンチロープ
Antilope
カモシカの皮。ビロードのような艶があり、美しく柔らかな皮革。
アンディアンヌ
Indienne
インドからヨーロッパに輸入された捺染、または描き模様のモスリン地、あるいはその模造品。
アンティック・レザ−
antique leather
特殊な染色剤を使って、表面を古代風の独特な柄や色彩やシミを染め出した革の事。
アンテミオン
Anthemion
古代の伝統的植物モチーフ。
アンデュレーティング・ストライプ
Undulating Stripe
波状の曲線模様をあらわす縦縞柄。
アンテロ−プ
untelope
かもしか革。スエ−ド加工してビロ−ド風の光沢と感触を持たせた柔らかな革。
アントルドゥー・ド・ダンテル
Entredeux De Dentelle
布と布の間に、レースや刺繍を帯状にはさんだ飾り。
アントワープ・レース
Antwerp Lace
ベルギーのアントワープ市でつくられたボビン・レースの一種。
行灯袴
あんどんばかま
襠(まち)のない袴、袋袴ともいう。
アンバー
Amber
琥珀のこと。
アンピールライン
Empire Line
胸のすぐ下で切り替えがあるデザイン。スカートはボリュームの少ない流れるようなシルエット。
アンフニッシュド・ウーステッド
Unfinished Worsted
毛羽を残した感じのウーステッド。
アンプリメ・マルブレ
Inprime Marbre
大理石の肌に見られる濃淡の模様を模したプリント。
アンプル・アンド・ナロー・ライン
ample and narrow line
上半身をたっぷり、下半身をほっそりとったシルエット。
アンプル・ライン
ample line
全体にゆったり・たっぷりとしたシルエット・ライン
アンプルール
Ampleur
生地をふんだんに使い、ゆったりしたスタイルに仕上げたもの。
アンプレスド・プリーツ
Unpressed Pleat
きっちりひだの折り目がつけられていないプリーツのこと。
アンブレラ・シルエット
Umbrella Silhouette
傘を思わせるようなシルエット。裾広がりのトップとほっそりとしたボトムの組み合わせ。
アンブレラ・スカート
Umbrella Skirt
傘のように三角布が縫い合わされて裾ひろがりのシルエットをもつスカート。
アンブレラ・スリーブ
Umbrella Sleeve
傘のような形に袖口の開いた袖。
アンブレラ・プリーツ
Umbrella Pleat
おもにスカートに用いられるプリーツで、傘のように裾ひろがりに折られるひだ。
アンボタン
Unbutton
故意にボタンをはずして、無造作な感じで着こなすこと。
アンマッチド・ス−ツ
unmatchdsuit
ジャケット、スラックス、またはベストが共地、共柄で構成されないス−ツ。
アンラインド
Unlined
裏なしの意。
このページのトップへ  

 
         
イアドロップ
Eardrop
下げ飾りつきの耳飾りやイアリング。
イア・マフ
Ear Muff
防寒用の耳覆いのこと。
イアリング
Earring
耳輪や耳飾りのこと。
イーグレット
Eaglet
白サギの羽毛またはその飾り。
イージ・オーダー
easy order (和製語)
決められたパタ−ンにサイズ、デザインの好みをあてはめて作られる仕立て方。
イージー・パンツ
easy pants
楽な感じのパンツ。ウエストゴムや引締めひもつきになっている。柔らかい素材、ゆったりとしたシルエットのものが多い。
イースター・ハット
Easter Hat
キリストの復活を記念する復活祭の日にかぶられる帽子
飯田紬
いいだつむぎ
長野県飯田で生産されている紬織り。
イートン・カラー
Eton Collar
イギリスのイートン・カレッジの制服のシャツの衿に用いられた、糊づけされた白い幅広のフラット・カラー。
イートン・キャップ
Eton Cap
頭にぴったりとした短いつばつきの縁なし帽子で、イギリスのイートン・カレッジでかぶられていたもの。
イートン・グロップ
Eton Crop
1920年代にイギリスで流行した、短髪で前髪を片側になでつけた髪型。イギリスのイートン・カレッジの学生の髪型。アメリカではボーイッシュ・ボブ、フランスではギャルソン。
イートン・ジャケット
Eton Jacket
イギリスのイートン校の制服として用いられる丈の短いジャケット。燕尾服のウエストから下を切り落とした感じの上着。
イエメン・ラム
Yemen Lamb
イエメンの家畜山羊の分娩直後の子山羊の毛皮。
イエレク
Yelek
片前の胴着やチョッキを意味するトルコ語。エジプトではカフタンのこと。
イエローオーカー
Yellow Ocher
黄土色
イオニア式キトン
古代ギリシアで、男女が用いた下着または内着の一種。薄手で大型の布を、両手の前後に垂らし、ブローチで留め、胴部を帯ひもでとめる。
か〜       このページのトップへ
衣蛾
いが
毛織物を食害する害虫の一種。成虫は体長約5mmで、淡灰褐色、前透に三つの暗灰色の斑点がある。
藺笠
いがさ
編笠の一種。藺草の茎を編んでつくった日よけ笠。形態により富士おろし、忍び笠などがある。
イカット
ikat
絣(かすり)織物のこと。マレー語の『絞る』の意味。
伊賀袴
いがばかま
伊賀者が用いた短袴。挙動、歩行に便利なところから、武士の道中やきこり、猟師の間に用いられ、幕末には調練服の袴として用いられた。
烏賊胸シャツ
いかむねしゃつ
糊をきかせて艶出し仕上げをした、胸当てつきの礼装用専用の男性用ドレス・シャツ。
怒り肩スタイル
いかりがたすたいる
肩が水平になるくらいパッドを入れ、男子の背広のように形づくったスタイル。
衣冠
いかん
衣服と冠の装束をいう。本来は下袴、単、袙、指貫、袍に冠をつけた装束で、束帯の略装。
異形断面繊維
いぎょうだんめいんせんい
化学繊維は、普通円形の紡糸口より紡出され、繊維の断面は通常円形だが、紡出口金の孔の形状を変え、非円形の断面の形状を作ったもの。
井桁絣
いげたがすり
井戸の井を図案化した絣柄の一つ。
衣桁
いこう
着物を掛ける調度品の一つ。衣架あるいは御衣掛ともいう。
さ〜       このページのトップへ
イザール
Izar
下層のイスラム教徒女性が外衣として着用する白木綿の布。
イザボー・スリーブ
Isabeau Sleeve
肩を頂点として下方にいくに従ってひろがり、三角形のようになった袖。
居坐機
いざりばた
日本や朝鮮で古くから使われてきた手織り機の一種。5世紀ごろ、中国から機織り技術が伝わり、弥生時代の原始機が、この機に転換した。
意匠糸
いしょうし
素材、太さ、色などが異なる糸を撚り合わせて作った糸。ファンシー・ヤーン。 →飾り糸 "
石割雪駄
いしわりせった
雪駄の一種で、表を淡竹の皮製とし、真のかかとの部分に鉄片を打ちつけたもの。
いせ
平面の布を立体化する技法の一つ。細かくぐし縫いをして蒸気アイロンで形づくり、布面に直接ひびきをださないで仕上げる方法である。いせ込みともいう。
伊勢型紙
いせかたがみ
伊勢で特産的につくられる染め物用の型紙。
いせ込み
いせこみ
布に膨らみや丸みを持たせる縫い方や、縫ったところ。
磯高
いそだか
束帯、衣冠などを着用する際に用いる冠のの縁を磯といい、その縁が高いもの。
た〜       このページのトップへ
板揚友禅
いたあげゆうぜん
友禅染で、模様を切り抜いた型紙で色糊を捺染する手法。
板裏草履
いたうらぞうり
草履の真に厚さ2cmほどの木片を、つまさきからかかとまで幾つかに区切りをつけて打ちつけたもの。
出衣
いだしぎぬ
衣冠、直衣を着るときに、下に着る衣の裾を出して着ること。
板締
いたじめ
染め技法の一つ。板に図柄を凸形に彫り、布を折りたたんで、2枚の板の間にはさみ、強く締めて浸し染めか注染にする。
イタリアン・カジュアル
Italian casual (和製語)
イタリア調のカジュアル・ファッションの総称。
イタリアン・カラー
Italian collar
V字形のネックラインの上部につけられる、衿腰が低く衿先が角になったカラー。イタリアン・ネックラインといわれることもある。
イタリアン・キルティング
Italian Quilting
表布と裏布を合わせて、模様の輪郭をステッチで刺し、模様部分だけに裏からわた、毛糸などの詰めものをして浮き上がらせる方法。コード・キルティングともいう。
イタリアン・ストライプ
Italian Stripe
単純な間隔の棒縞で、明快な色彩、コントラストをもった縦縞。
一枚仕立て
いちまいじたて
裏地などを付けずに表地だけで仕立てること。単衣仕立て。
一枚袖
いちまいそで
切り替えなどがない、一枚で出来た袖。
市松文
いちまつもん
色の異なる方形を交互に並べた割付文様。
市女笠
いちめがさ
古く京都の東西の市に買い物に出かける際に女子が用いた笠。平安時代中期以後、貴婦人は被衣の上からかぶって顔を隠したり、公卿は雨の日に使ったりした。鎌倉時代になるとその形が小さくなり、安土桃山時代には装飾をほどこしたものが用いられていたが、江戸時代にはしだいに用いられなくなった。
一文字笠
いちもんじがさ
菅または竹の皮でつくられる編笠の一種。側面から見ると頂が一直線であることからこの名称ができた。武士の旅行や歩行にもちいられた。
一反
いったん
成人の着物一着分の生地。
五衣
いつつぎぬ
女房装束の袿(うちき)のうち、5牧重ね袿の衣。平安末期には20枚という記録もあるが、鎌倉以降は5枚に定着した。
五つ紋
いつつもん
五つ紋のついた礼服。紋の位置は背紋、左右の袖紋、前身頃の左右の抱放である。
糸切り鋏
いときりばさみ
握って持つ小型の鋏。握り鋏。
な〜       このページのトップへ
イノセント・カラー
Innocent color
まったく汚れのない、きわめてロマンチックな感じの色の総称。
燻し染め
いぶしぞめ
革染め技法の一つ。なめし革をわらや松根をいぶして、煙で染色する技法。
イブニング・ガウン
evening gown
婦人用の夜会服。 イブニング・ドレス、イブニング・フロックとも言う。
胸や背、肩をなるべく大きく露出させ、丈は床までか、それ以上の長さであることが原則とされた。 材料も、絹を中心とした、豪華なもの、照明効果のあるラメ入りのものなどが選ばれた。
生活様式の変化で、形式よりもフォーマルでドレッシーな印象を与えることが出来る自由なデザインが選ばれている。
イブニング・ケープ
Evening Cape
イブニング・ガウンに重ねてはおるケープのこと。
イブニング・コート
evening coat
イブニング・ガウンに重ねて着る、ゆったりした豪華なコート。目的の会場に入るまで着用するもの。
燕尾服のこと。
イブニング・サンダル
Evening Sandal
夜会用のフォーマルな婦人用サンダル。甲のストラップは細く、ヒールは高いものが多い。
イブニング・シャツ
Evening Shirt
男性の夜間の正装用の白いシャツ。
イブニング・シューズ
Evening Shose
イブニング・ドレスを着る際に履くパンプスやサンダルなどの総称。
イブニング・ドレス
Evening dress
男女の夜会服のこと。一般的には女性の夜会服を指す事が多い。男子の夜会服には、燕尾服、タキシードがある。
デザインも素材も豪華なものが用いられる。
イブニング・バッグ
evening bag
夜のパーティ用のバッグ。正装用の小型のバッグ。機能や実用的性よりもフォーマル・アクセサリーのひとつとして扱われ、装飾性の高いものが多い。オペラ・バッグとも呼ばれる。
イブニング・ベスト
Evening Vest
燕尾服用の襟付きの白いベスト。
イブニング・ネックライン
Evening Neckline
イブニング・ドレスにみられるような、首から胸や背にかけて大きくあけられたネックライン。
イブニング・パンプス
Evening Pumps
イブニング・ドレス用のパンプス形式の靴。男性用は黒エナメルにグログランのリボンつきスリッボン。
パンプスの中で、足の甲の部分にリボンなどの飾りがある物のこと。
ま〜       このページのトップへ
イミテーション
Imitation
模倣、にせもの。
イラーム
Ihraam
聖地メッカにもうでる巡礼者が着用する服。縫い目のない2枚の布地からなり、1枚は腰に巻き、1枚は右腕を開放して袈裟がけにする。
イヤーラウンド
year round
季節を問わず年間を通して着られること。
イヤリング
Earring
耳に付ける装身具。
イリデッセント
iridescent
光の具合によって輝くような効果をもった生地。
イレギュラー・ストライプ
irregular stripe
不規則に並んだ、多色使いのストライプのこと。
イレギュラー・ヘムライン
irregular hemline
ヘムラインが均一でなく、ギザギザしていたり、花弁状になったりしているデザインのこと。
色糸刺繍
いろいとししゅう
有彩色の糸を用いた刺繍の総称。
色留袖
いろとめそで
婦人の礼装の留袖の地色が黒でないもの。
色流し
いろながし
染料などを溶かして染液をつくり、これを水の上にたらしたり、吹き乱して出来た波紋模様を紙や布帛に染めつける染法。
色泣き
いろなき
染め色がにじみ出して他の色と重なってしまうこと。
ん〜       このページのトップへ
イン・アンド・アウター
in and outer
裾が水平にカットされ、短いサイド・ベンツのあるシャツの一種。ボトムの外に出しても、中に入れても着られる。
印金裂
いんきんぎれ
布に糊を置き、金箔を接着して、糊面から出た部分を掃き取って文様をあらわした裂。
イングリッシュ・キルティング
English Quilting
表布と裏布の間にわたなどを入れ、裏布に下絵を描いて刺していくキルティング。全体に凹凸ができる。
イングリッシュ・ドレープ
English drape
1930年代から1940年代の初めのメンズ・ファッションの流行。1920年代のスリムなシルエットに代わり、肩幅が広く、胸にもゆとりを持たせ、袖山を大きく作って、袖付け部分にくぼみが出来るほどのゆったりとしたシルエットのスーツ。
インサーション
Insertion
ブラウスなどの布地を切り開いてはさみこむ、装飾用に仕上げた細幅のレースや刺繍リボン。
インサイド・アウト
inside out
衣服の裏地をあえて表に見せること。
インシグニア
Insignia
職、階級、身分などを示すために衣服につけるしるし。
インサイド・ポケット
Inside Pocket
衣服の内側につけられたポケット。
インサイド・ベルト
Inside Belt
衣服の内側に縫いつけるベルト。ベルト芯のこともいう。
インサイド・アウト
inside out
衿、袖、裾などから裏地を見せるデザイン。
インター・カラー
inter color
国際流行色委員会から発表される国際的な流行色のこと。
インターシャ
編みもので、編んでいく過程で色糸を変えることによって表現された複雑な柄、または方法。
インターミッティド・ストライプ
Intermitted Stripe
規則正しい間隔をおいて、途中が切れている縞柄。
インターレーシング
Interlacing
多様な入り組んだパターンによってつくられる交錯文様。
イン・ツー・タック
In two tuck
スラックスのウエストのヒダが内向きで2本あること。
インディア・マドラス
India madras
インドのマドラス地方の薄手の平織綿布。
インディア・シルク
India Silk
インド産の手織りの絹布。
インディア・モスリン
India Muslin
インドでつくられている平織り綿布。織り目が細かく手触りがよい。
インディアン・ジュエリー
Indian Jewely
アメリカの先住民の手作りの装飾品。
インディアン・エンブロイダリー
Indian Embroidery
インドの伝統的刺繍の総称。
インディアン・ブランケット
Indian Blanket
アメリカの先住民のの肩掛けなどに用いられたストライプの織物。
インディアン・ブロードテール
Indian Broadtail
インディアン・ラムのうちブロードテールのように、肋骨風のうねりのある波模様のもの。
インディアン・ヘッド
Indian Head
良質の太番の単糸で織った平織り織物。糸むらが見え、ざっくりした風合いの素朴な趣をもつ。
インディアン・モチーフ
Indian Motif
北米やメキシコの先住民の装飾をヒントにした大柄な幾何模様のこと。
インディアン・ラム
Indian Lamb
インドやパキスタンに産する脂尾羊といわれる羊の子の毛皮。
インディアン・ルック
Indian Look
アメリカやカナダの先住民の民族衣装にヒントを得たファッション。
インディアン・ローン
Indian Lawn
イギリスで織られた綿の薄地の平織物。輸出国がインドであった。
インディゴ
indigo
インド産のタデ科の植物の藍からとれる青色染料のこと。
インディゴ・ピュア
Indigo Pure
天然の藍に対して化学的に合成されたインディゴ染料のこと。
インティメート・アパレル
Intimate Apparel 
下着や室内着のこと。
インド更紗
いんどさらさ
更紗は金巾という綿織物に捺染した生地で、インド更紗は更紗の発祥の地と見られる。モチーフは植物が主体で、ペイズリー模様が特に有名。
インド綿
いんどめん
インド産出の綿。
インド刺繍
いんどししゅう
インドで作られる伝統的な刺繍。図柄が左右対称で、縁取りのある図柄が多い。
インナー
Inner
下着のことをいうが、スーツやジャケットの中に着る物の総称としても使われる。
インナー・ベルト
inner belt
シャツがまくれ上がらないように、ウエスト・バンドの内側に付ける布帯。
インバーティド・プリーツ
Invertted Pleat
ひだ山が突合せになったプリーツ。拝みひだ、逆ひだのこと。
インパーテッド・ベント
inverted vent
折り目を入れずに、たたみヒダにしたベントのこと。インパーテッド・プリーツ。
インバネス
inverness
フォーマル・コートの一種。身頃だけで袖がなく、肩を覆うケープ状のものが付いたコート。和装用の外套として鳶(とんび)、二重回しとよばれる。
イン・ブーツ・ルック
In Boots Look
パンツの裾をブーツの中に入れること。
インフォーマル
Informal
フォーマルの対語。形式ばらない、略式の、などを意味する。
男性は黒や紺のスーツを、女性はカクテル・ドレスなど。
インフュラ
Infula
司教の冠の後部についた2枚の刺繍のある垂れ飾りの1枚。
インプレッショニスティック・プリント
Impressionistic Print
印象派の絵画のような淡い色調のプリント。
このページのトップへ  

 
         
ウィガン
Wigan
薄地のシーチングなどを、黒または灰色に染め、糊づけした綿織物で、芯地として用いる。
ヴィジート
Visite
フランスやイギリスで19世紀後半に着用された、婦人の外出着で、マントーからケープまでさまざまある。
ヴィ・ネック
V nek
ネック・ラインのひとつで、首元がV字形になっているもの。
ヴィクーニャ
Vicugna
南アメリカ大陸のアンデス地方に棲息する草食動物で、全身断熱性に富む体毛で覆われている。体毛が細いため、糸に紡いで利用される。毛織物の中で最高級品とされる。
ウィッグ
wig
鬘(かつら)のこと。人の毛髪や人工毛髪などでつくられる。古代エジプトから見られ、17〜18世紀には装飾的なかつらが多く用いられた。
ウィピール
Huipil
メキシコ女性の着る、ポンチョ形式を土台とした長くゆったりした貫頭衣。
ウィピール・グランデ
huipil grande
メキシコのテワンテペックのサポテコ族の女性の盛装用の被りもの。
ウィップ・コ−ド
whip cord
畝変りの綾繊維。
ウィング・カラー
Wing Collar
フォーマル・シャツの代表的な衿型。ウィングは翼のことで、首にそって立っている立衿で、前の部分の衿先が三角形に折れているもの。
アスコットタイなどを付けるのに適している。
ウィングス
Wings
上着の肩の部分につけられたひだ状の飾り。
ウイング・スプレッド
Wing spread
ゆるい曲線的な開き衿。
ウィング・タイ
Wing Tie
末端が鳥の羽のようにひろがったボー・タイの一種。
ウィング・チップ
Wing Tip
靴のつま先(チップ)の、W字形の切替えや縫い飾りのこと。「おかめ飾り」ともいわれる。
ウィングド・カフス
Winged Cuffs
折れ返ったカフスが外袖のところで翼のように開いた袖口。
ウィングド・スリーブ
Winged Sleeve
肩からゆったりと流れるような感じになった袖口の広い長袖。
ウィンザー・カラー
Windsor collar
シャツの衿型の一種で、ワイド・スプレッド・カラーの俗称。英国のウインザー公にちなんだシャツの衿型の名前。
ウィンザ−・ノット
Windsor Knot
ネクタイの結び方の一種。1930年代に流行したバイアスのスカーフ状のネクタイ。首もとにゆるく結ばれる。
イギリスのウィンザー公が用いたことからこう呼ばれた。
ウィンザー・ルック
Windsor Look
英国のウインザー公を思わせファツションのこと。細めのラペル、チェンジ・ポケットつきスリー・ピース・スタイルなど。
ヴィンテージ
vintage
時代を経て、価値の高くなったもの。
ウインド・ブレーカー
Wind Breaker
防風衣。スポーツ選手がユニホームの上にはおるジャンパー・タイプのジャケット。
前をスナップ・ボタンで留め、衿とカフスと裾にニットが用いられている。
ウィンドー・ペーン
windou pane
イギリスの家に見られる窓枠のように、細い線で縦長の長方形の格子柄。
ウィンプル
Wimple
中世ヨーロッパの女性用頭巾。白やサフラン色の四角い布で、頭から首や顎を覆った。今でも尼僧に見られる。
ウージェニー・ハット
Eugenie Hat
ダチョウの羽をあしらい、ブリムが巻き上がった小型の婦人帽。ナポレオン3世の妃ウージェニーにちなむ。
ウーステッド
Worsted
梳毛糸や、この糸で織ったソ毛織物。原毛の段階で梳られた長くて細い、なめらかな感触をもつ糸で織られている。織目がはっきり出て、腰が強くてシワになりにくく、張りがある。イギリスの町の名前にちなむ。
ウーステッド・コーティング
Worsted Coating
梳毛織物のコート地のこと。
ウーステッド・シェトランド
Worsted Shetland
スコットランドのシェトランドに産する羊毛およびその毛糸で織った綾織物をツイード仕上げにした服地。
ウーステッド・ダマスク
Worstd Damask
梳毛糸で織ったダマスク地(繻子組織の紋織りの生地)。
ウーステッド・チェビオット
Worsted Cheviot
スコットランドの羊の一種、チェビオットの羊毛を原料とした、やや手触りの粗い服地。
ウーステッド・ファブリック
worsted fabric
ウーステッドを原料とする織物の総称。
ウーステッド・ヤーン
Worsted Yarn
梳毛糸のこと。比較的長い羊毛を、平行に並べて撚りをかけた毛糸で、表面にけば立ちがなく平滑な糸。
ウーブン・ストライプ
woven stripe
織縞(おりじま)のこと。同色の糸で縞の部分と地の部分を異なった組織で織り、縞をあらわしたもの。
ウーリー・コットン
Woolly Cotton
毛織物風の加工をほどこした綿織物。
ウーリー・ナイロン
Woolly Nylon
ナイロン繊維を熱処理によって加工し、ウールのような感触をもたせたもの。
ウール
Wool
一般に羊毛のことをさすが、獣毛も含めての総称。
ウール御召
うーるおめし
御召縮緬風に織り上げたウール地。
ウール・カーキ
Wool Khaki
カーキ色の毛織物。軍服地として用いられる。
ウール・キャンバス
Wool Canvas
粗剛な羊毛糸で織った平織りの毛織物。毛芯地とも。
ウール・サテン
Wool Satin
毛繻子のこと。光沢に富み、すべりがよく、無地染めで服の裏地などに用いられる。
ウール・ジョーゼット
Wool Georgette
梳毛糸を使った、絹のジョーゼットに類似の毛織物。
ウール・マーク
Wool Mark
国際羊毛事務局(IWS)が設定した品質基準に合格した、羊毛製品の品質保証マーク。
ウーレン・ファブリック
woolen fabric
羊毛繊維を引き揃える時に、取り除かれた羊毛で織られたもの。
ヴェール
Veil
顔や頭を覆う布。
ウエスタン・ジャケット
Western Jacket
カウボーイたちが着るスエード製のカジュアルなジャケット。フリンジ(房飾り)がついているのが特徴。
ウェスタン・シャツ
Western Shirt
アメリカ西部のカウボーイたちが着るシャツ。カウボーイ・シャツともいう。
ウェスタン・ブーツ
Western Boots
カウボーイが履くようなブーツ。カウボーイ・ブーツともいう。
ウェスタン・ベルト
Western Belt
カウボーイが用いる幅広で丈夫な革製のベルトのこと。金属の鋲やはと目で強調されている。
ウェスタン・ルック
Western Look
カウボーイのスタイルのような装いのこと。
ウエスト
waist
人体の腹部でくびれている部分。
ウエスキット
weskit
三つ揃いの紳士服のうち、ベストのこと。ウェストコートが転じたもの。
ウエストコート
Waistcoat
主に正装や礼装用の上着の下に着る、ウエスト丈の袖なしの胴着。チョッキ、胴着、胴衣
ウエストシーム
Waist Seam
ウエストラインの縫い目。
ウエスト・シンチャー
Waist Cincher
ウエストをより細く見せるために着用する、ひもで締めるベルト。
ウエスト・ダーツ
Waist Darts
バストまたはヒップとウエストの差を処理するダーツ。
ウエスト・ニッパー
Waist Nipper
ウエストを細くして体型をスマートに整えるための補正下着。
ウエスト・バッグ
Waist Bag
ベルトや紐でウエストに巻き付ける小型のバッグ。
ウエスト・バンド
waist band
ウエストのまわりにつける帯状のものの総称。スカートやズボンの上部の内側につける帯状の布をさすことが多い。
ウエスト・ポイント
Waist Point
ウエストを強調させるために、ウエストにポイントをおくこと。
ウエスト・マーク
Waist Mark
→ウエスト・ポイント
ウエスト・ライン
Waist Line
腰部の最も細いところを一周した線。
ウエスト・レングス
上衣で、ウエストまでの長さのこと。背丈のこと。
Waist Length
上田紬
うえだつむぎ
長野県上田市で産出する、縞柄を主とした紬織りの絹織物。
ウェッジ・ソール
Wedge Sole
くさび形の靴底。舟底型とよばれている。かかとの位置が高く、爪先に向かって低くなっている。真横から見ると鋭角三角形に近い。
ウエッジ・ヒール
wedge heel
くさび型のかかとで、土踏まずの部分がない。
ウェッジ・ライン
Wedge Line
三角形のライン。
ウエット・スーツ
Wet Suit
潜水服の一種。裏にウレタン素材をはったゴム製で、服の内部に入った水分が体温で温められることで保温する。
ウェッ・トクロス
Wet Cloth
表面を加エして、ぬれたように光らせてある布地。
ウェディング・ドレス
Wedding Dress
婚礼時に着用する西洋式に花嫁衣装。。
ウェディング・ハット
Wedding Hat
結婚式の際に花嫁がかぶる帽子のこと。とりはずしのできるべールがついている場合が多い。
ウェディング・ベール
Wedding Veil
婚礼の際に花嫁がかぶる、チュールなどでできたベール。

うえのきぬ
束帯、衣冠、直衣のときの表衣。
表袴
うえのはかま
下袴の上に着用する足首までの長さの四幅の切袴。
ウエーブ・ステッチ
Wave Stitch
ウェフト
Weft
織物での緯(よこ)糸のこと。
ウエリントン・ブーツ
Wellington Boots
膝丈の革製乗馬用ブーツ。19世紀初頭の英国将軍の名にちなむ。
ウエルテッド・ポケット
welted pocket
へり飾りの当て布を付けたポケット。背広の胸ポケットなど。箱ポケットともいう。
ウェルト・シーム
Welt Seam
伏縫いのこと。片倒しにした縫い代の内側を細く切り、表からミシンをかけて押さえる方法。
ウェルト・ポケット
Welt Pocket
ポケットの口に口布を施した、切りポケットの一種。箱ポケット。
ウォーキング・ショーツ
walking shorts
膝上までの長さのショート・パンツ。
ウォーキング・スーツ
walking suit
19世紀に主にイギリスで着られた散歩用のスーツのこと。
ウォーキング・ドレス
Walking Dress
19世紀にイギリスで着られた散歩服。
ウォーキング・プリーツ
Walking Pleat
タイトなスカートの裾につけられた、歩きやすくするためのプリーツ。、
ウォーキング・フロック・スーツ
walking frock suit
20世紀初頭に流行したスーツのひとつ。モーニングに共地のウエストコートと脚にフィットしたトラウザーズを合わせたスタイル。
ウォーター・プルーフ
water proof
防水加工したものの総称。
ウォー・ボンネット
War bonnet
ネイティブ・アメリカンが着用した、鳥の羽を飾り立てた被り物。
ウォー・ルック
War Look
戦争時、軍服に見られる服装を、一般の人がカジュアルに着こなすこと。
ウォールペーパー・プリント
Wallpaper Print
クラシックな壁紙に見られるようなプリント柄のこと。
ウォッシャブル
Washable
普通に洗濯しても外観や色相の変わらない繊維製品の性質のものについていう。
ウォッシュ・アンド・ウェア
Wash and Wear
洗濯後、乾きやすく、しわができにくいためアイロンをかけたりせずに、すぐに着られるような繊維。
ウォッシュド・アウト・ジーンズ
washed out jeans
インディゴ・ブルーを5回ほど水洗いした感じのジーンズ。
ウォッチ・ウェルト・ポケット
Watch Welt Pocket
チョッキの胸に切られている箱ポケットで、時計を入れるためのもの。
ウォッチ・キャップ
Watch Cap
濃紺でぴったりしたニット製の帽子。アメリカ海軍の水兵が船上でかぶった帽子のこと。
ウォッチ・ポケット
Watch Pocket
時計を入れるための小さいポケット。ズボンの右側の上部につくられる。
か〜       このページのトップへ
浮し染め
うかしぞめ
染料または顔料を溶液に混ぜて水上に浮かせ、これを吹いたり動かしたりして流動模様をつくり、紙や布を置いて色を吸いとらせて模様を染める方式。色流し染め。
浮せ仕立て
うかせじたて
表地と裏地などを縫い付けない仕立てのこと。裏布がつれたり、表地が伸びることを防ぐ。
浮せ止め
うかせどめ
表布と裏布などの二枚の布を止めるとき、ぴったりとつけずに離して止めること。
浮織
うきおり
織糸を部分的に浮かせて文様を織りだす織物技法。
鬱金
うこん
ショウガ科の多年草の鬱金から作る植物染料。やや赤みを帯びた鮮黄色。
後ろ身頃
うしろみごろ
上半身を覆う部分の後ろの部分。
薄絹
うすぎぬ
地の薄い絹織物。thin silk
薄衣
うすぎぬ
薄い着物。うすごろも。
薄起毛
うすきもう
ポリエステル・フィラメント織物の布面に、ごく薄く柔らかな、短いけばを立たせる起毛。ピーチ・フェイスやピーチ起毛とも呼ばれる。
渦巻文
うずまきもん
螺旋状に巻かれた曲線文様。
薄物
うすもの
薄く織った織物。
薄物仕立て
うすものじたて
打合せ
うちあわせ
衣服のあきの部分で、左右が重ね合わさったところ。
打掛
うちかけ
@武家の婦人の礼服の一つ。裾を引きずって、着物の上に羽織る小袖。今日では花嫁衣装。
A朝廷の武官が袍の上に用いた服。
打衣
うちぎぬ
女房装束のひとつ。五衣の上に着用した袷の着物。綾を砧で打って光沢を出した。
内袖
うちそで
二枚袖の内側になる袖。
打袴
うちばかま
女房装束の袴で、絹地を砧(きぬた)で 打って光沢を出したもの。
打ち抜きボタン
うちぬきぼたん
ボタンを外側まで出す仕立ての方法。比翼などでボタンを隠していない状態。
写し染め
うつしぞめ
布の上に型紙をおき、染料をまぜた糊を布面に置いて、その部分を染色する方法。
ウッド・ビーズ
Wood Beads
木製の玉のこと。
な〜       このページのトップへ

うね
織物やニットの表面にあらわれている、盛り上がって見える筋のこと。Rib, Wale
畝織り
うねおり
畝を表した織物。タフタ・ピケなど。あぜおり。
采女装束
うねめしょうぞく
後宮の女官たちが着る装束。
産着
うぶぎ
生まれてすぐの嬰児に着せる着物。
ウプランド
Houppelande
14世紀後半から15世紀中ごろまでヨーロッパで着られた、ゆるやかで装飾的な外套の一種。
梅染め
うめぞめ
梅の樹皮や根で染めること。
羽毛
うもう
鳥類の羽根毛をいう。
裏打ち
うらうち
表布の厚みや張りを出すため、表地の裏面に別布(裏打ち布)を当てること。
裏衿
うらえり
洋服では表衿に対して裏側に合わせてつけられる衿のこと。和服では、長着の内側に用いられる衿布。
裏地
うらじ
衣服の裏に使用する生地。
ウレタン・フォーム
uretan form
ポリウレタンを泡状に形成した綿状のもの。芯地や裏地などに使われる。
鱗文
うろこもん
2色の二等辺三角形を並べた割付文様の一種。
上衿
うわえり
テーラード・カラーなどの上下にわかれた衿の上につく衿
上着丈
うわぎだけ
上着の後ろ衿つけ線の中央から裾までの長さ。
上前
うわまえ
前を重ね合わせて着る衣服の、重なりの外側になる側。
雲鶴文
うんかくもん
雲と飛鶴を組み合わせた文様。
運針
うんしん
針の運び方。とくに最も基本的な縫い方である、並縫いをいう。
このページのトップへ  

 
         
エアリー・ファブリック
Airy Fabric
軽く、透き通ったような織物。
エイチ・ライン
H Line
クリスチャン・ディオールが発表した代表的なラインのひとつ。アルファベットのHの字に似た、全体的にほっそりとしたストレートなライン。
エイビエイター・ジャケット
Aviator Jacket
飛行士が着るジャケット。丈の短いファスナーどめのジャンパー。
エヴァンタイユ
Eventail
絹と羽で作られた豪華な扇。
エー・ライン
A line
クリスチャン・ディオールが発表した代表的なラインのひとつ。アルファベットのAの字に似たラインで、ウエストがなく、上から裾に向かって広がっている。
エキゾチシズム
Exoticism
欧米から見て、異国風の雰囲気のあるもの。
絵衣
えぎぬ
装束の一つで、下級女官が着用する上着。
エクステンション・カフス
Extension Cuffs
袖先から伸ばしてつけた、らっば形の袖口。
エクステンディド・ショルダー
Extended Shoulder
肩幅を広めにとったり、タックをとった袖をつけたりして、肩幅を広く見せた肩。
エクセーヌ
Ecsaine
人工皮革スエードの商標名。
エクソミス
Exomis
古代ギリシアで着られたキトンの左肩のみ留める着方。下層階級に着られたがローマでは一般化した。
エクリュ
écru
黄色みを帯びた茶色、淡いベージュ。未漂白の麻などの色。仏語で生成色。
エコロジー・カラー
Ecology Color
自然の大地や自然素材の色合いを思わせるベージュを中心とした低彩度の茶系。ナチュラルカラー。アースカラー。
さ〜       このページのトップへ
エジプシャン・コットン
Egyptian Cotton
エジプトで栽培される上質の綿。エジプト綿
エジプシャン・リネン
Egyptian Linen
古代エジプトにみられる最も古い素材の一つ。亜麻繊維を原料とする、亜麻糸、および亜麻織物。
エスカイア・ノット
Esquire knot
ネクタイの結び方の一種。
エスカルピドール
Escarpidor
スペインのアンダルシア地方の女性が頭につけ、マンティーラ(ベール)を支える大型の飾り櫛。
エスカルゴ・スカート
Escargot Skirt
カタツムリのように、渦巻き状にはいだスカート。
エスコフィオン
Escoffion
14世紀から15世紀にかけて、ヨーロッパの貴婦人たちが用いたかぶり物。髪を包む網と、詰めものをしたロールでできている。
エスニック・ルック
Ethnic Look
民族調のフアッションの事。特にアフリカ、中南米、アジアなどのファッションを指す。
エスパドリーユ
Espadrille
キャンバス製の平底靴で、底は麻ひもなどで編まれ、足首からすねまでひもを巻きつけて結ぶ。
エッグ・ライン
Egg Line
卵の殻のように丸く、ふくらみをもったシルエット。
エッジ
Edge
レース、刺繍などで飾ってある縁のこと。
エドウィン
Edwin
日本ののジーンズ・メーカー。
エドワーディアン・ジャケット
Edwardian Jacket
英国のエドワード7世の時代(20世紀初頭)に流行したジャケット。長い上着丈で体にフィットしたシェープド・ラインが特徴。
な〜       このページのトップへ
エナメル加工
えなめるかこう
エナメル塗装に類似した加工をすること。
エナメル革
えなめるがわ
クロムなめしの革などにエナメルを塗布し光沢を強めた革。耐水性はあるが、亀裂が入りやすい。
エナン
Hennin
15世紀のヨーロッパの宮廷の女性の円錐型の被り物。布をかぶせ、ベールで覆ったものが多い。
絵緯
えぬき
紋織物で、模様を表すための緯糸(よこいと)。
絵羽
えば
着物を縫いあわせた時に、合わせ目で柄がつながっていること。
絵羽織
えばおり
羽織の模様が絵画風に染め上げられている着物。
絵羽染め
えばぞめ
着物などをあらかじめ白生地を仮縫いして、模様が縫い目で合うように下絵をつけてから染めること。
エフォド
Ephod
エプロン
apron
衣服の主に前面を覆う前掛けのこと。
エプロン・スカート
Apron Skirt
エプロン状のスカート。胸当てを付けたオーバースカートやスカートの上に短い別布をかぶせた感じのものなどがある。
エプロン・ドレス
Apron Dress
肩から吊ってウェストで締めるエプロン。
エポーレット
Epaulet
肩飾りや肩章のこと。もとは軍服に用いられ、階級などを示すバッジをつけたり、銃や双眼鏡を下げる留め具であった。
エポーレット・スリーブ
Epaulet Sleeve
肩の部分が、肩章をつけたように、袖山に続いている袖。
烏帽子
えぼし
元服した男子のかぶり物。平安時代には身分に関係なく着用された。
な〜       このページのトップへ
衣紋掛け
えもんかけ
着物用のハンガー。
エラスティック織物
Elastic Fabric
伸縮性のある布地のこと。
衿・襟・領
えり
衣服の首を覆う部分。
衿刳
えりぐり
首周りの衿のつく部分。ネックライン
衿腰
えりこし
衿の折り返しから下の首にそっている部分。
襟芯
えりしん
形を整えたり、型崩れを防ぐために襟に入れる芯。
エリザべサン・カラー
Elizabethan Collar
16世紀のエリザベス女王時代に用いられた襞衿。
エルボー・ガントレット
Elbow gauntlet
肘丈のサイズの手袋。
エルボー・ダーツ
Elbow Dart
腕の形態にそわせるため、肘のあたりにとられるダーツ。
衿付き
えりつき
衣装を重ねてきた時の、衿の具合。
衿付け
えりつけ
衿ぐりに衿を付けること。
衿巻き・襟巻き
えりまき
防寒や装飾のために首に巻くもの。
衿みつ
えりみつ
後ろ身頃の衿付け部分。
エルボー・パッチ
Elbow Patch
上着の肘に縫い付けられた、革または布製の当て布。
エレファントスリーブ
Elephant Sleeve
19世紀後半のドレスに見られる、肩あたりが大きく膨らみ、袖口がしぼられた形の袖。
エンジー
Eingyi
ビルマ(ミャンマー)で着用されている上衣。女性用は薄手の生地を用いた、衿なしのブラウス風。男性用は白無地の開衿シャツ風のもの。
エンジニア・ブーツ
Engineer Boots
エンジニア現場で履くようなブーツ。足首と履き口にストラップがついている、革製の頑丈なイメージのブーツ。
エンド・オン・エンド・マドラス
End On End Madras
縦に白糸、横に色糸を用いて織上げた平織綿布。
エンパイア・シルエット
Empire Silhouette
19世紀初頭のフランスで流行した古代ギリシャ風のスタイル。すっきりした直線的シルエット。
エンパイアドレス
Empire Dress
19世紀初頭のフランスで流行した、胸のすぐ下で切り替えた細身のドレス。
エンパイア・ライン
Empire Line
古代ギリシャの服装をモチーフにした、ネックラインを大きく取った、ハイ・ウェストの直線的なシルエットのドレスのライン。
燕尾服
えんびふく
男性の夜間の正装。上着の前丈が短く、後の裾が長く先が割れて燕尾状になっている。
エンブレム
Emblem
象徴、記章の意味。楯形の紋章。
エンベロープ・シュミーズ
Emvelope Chemise
シュミーズとフレアなショーツが一体になったもの。
エンベロープ・バッグ
Emvelope Bag
封筒に似た長方形のバッグ。
エンボス加工
えんぼすかこう
織物、皮革などに押し型で、浮出し模様をつくる加工法。
このページのトップへ  

 
         
追掛け襞
おいかけひだ
一定方向に折られた襞。片返しひだ、車ひだともいわれる。
オイスター・ホワイト
Oyster White
牡蛎に似た白色。オフ・ホワイト。
オイル・クロス
Oil Cloth
綿布などを合成樹脂で覆った布。
オーガニック・コットン
Organic Cotton
無農薬、有機農法で栽培した綿花や綿素材。
桜花文
おうかもん
桜の花の文様。桜文。
オーガンザ
Organza
オーガンジーに似た、薄地で透ける、張りのある平織物。
オーガンジー
Organdie, Organdy
細い番手の糸で織られた、透けて見える薄地で張りのある、平織りの織物。

おうぎ
あおいで涼風をおこしたり、儀礼や舞のとき手に持つ道具。扇子、末広とも。日本で平安期に発明された。
大腰袴
おおごしのはかま
女官が着用する袴の一種。全体が大ぶりで、後ろ腰が折れないように厚紙が入れてある。
大島紬
おおしまつむぎ
鹿児島県奄美大島で生産される絹織物。
オース・キュー
Hausse Cul
16世紀末期のヨーロッパの婦人服のスカートを膨らませるための枠。
オー・ド・ショース
Haut De Chausse
16〜17世紀にかけてヨーロッパの男性が着用した、腿丈もしくは膝上丈の緩やかなハーフパンツを詰め物などで丸く仕立てたもの。
オート・クチュール
Haute Couture
オートは高級、クチュールは仕立て。高級洋装店のこと。専属デザイナーが特定の顧客の注文を受けて、デザインし製作するもの。
オーニング・ストライプ
Awning Stripe
日よけやビーチ・パラソルなどに見られる、広幅の縦縞。
オーバー・オールス
Over Alls
胸当てと肩ひものついたパンツのこと。オーバー・トラウザーズ。サロペット。
オーバー・コート
Over Coat
防寒用コートの総称。単にオーバーともいう。
オーバー・ザ・シート・レングス
over the seat length
ジャケットやコートのレングス(丈)が、ヒップが隠れるくらいの長さであること。
オーバースカート
Overskirt
スカートやパンツなどの上に重ねてはくスカート。
オーバー・チェック
Over Check
格子柄の上に異なる格子柄を重ねた柄。
オーバードレス
Overdress
ドレスやスカートの上に重ねて着用するスカート。
オーバー・ニー・ソックス
Over Knee Socks
膝上の靴下。
オーバー・ブラウス
Over Blouse
ブラウスの裾をボトムの外に出して着るブラウス。
オーバル・ライン
Oval Line
丸く膨らんだシルエット。
大振袖
おおふりそで
袖丈がとくに長い振袖。
オープン・カラー
Open Collar
ラペル(下衿)が前身頃から続いている衿型。
オープン・シャツ
Open Shirt
オープン・カラー・シャツの略称。衿元の開いたシャツ。開衿シャツ。
オープン・バック・パンプス
Open Back Pumps
かかとが覆われていないパンプス。
大見返し
おおみかえし
ジャケットの下衿から裾にかけての部分に裏地を使わず、そのまま身頃と同じ共生地を使っているもの。
オーモニエール
aumonière
ヨーロッパで用いられていた、ベルトから吊り下げる小袋。
オール・イン・ワン
All In One
ブラジャーとガードル、またはコルセットが一体になったもの。
オール・ウエザー・コート
all weather coat
晴雨兼用のコート。
オールド・ウォッシュ
Old Wash
ジーンズの加工のひとつで、わざと中古風に見せる方法。
か〜       このページのトップへ
おか付けカフス
おかづけかふす
普通に仕上げた袖口に、別につくったカフスを付けること。
拝み合せ
おがみあわせ
あきの左右を重ねず、つき合せにする方法。
拝み襞
おがみひだ
ひだ山がつき合せになっているひだ。インバーティド・プリーツ。
拝み釦
おがみぼたん
拝み合わせになっているあきを留める釦。二個の釦をつなぎ合わせて使用する。鼓釦。
拝む
おがむ
前開きの衣服を着用したときに、前端がまっすぐに下りずに、裾に行くほど左右が重なって行く状態。
置き躾
おきじつけ
作業台の上に布を置いたままで躾をかける方法。
翁格子
おきなごうし
太い格子の間に多くの細かい格子を入れたもの。
衽、袵
おくみ
和服の前身頃の左右の重なりを深くする布。
送り歯
おくりば
ミシンで、布を前進させる部品。
押え金
おさえがね
ミシンで、布を送り歯との間に挟むための部品。
オストリッチ・フェザー
Ostrich Feathrs
ダチョウの羽根。
オストリッチ・レザー
Ostrich leather
ダチョウの皮。羽根跡が盛り上がった毛穴が特徴。
オセロツト
Ocelot
体長80cmほどの斑紋模様のネコ科の動物。高価な毛皮。
た〜       このページのトップへ
御太鼓結び
おたいこむすび
女帯の結び方の一つ。太鼓の胴の様に結ぶ。
お台場仕立て
おだいばじたて
ジャケットの内ポケットの周囲に表地を使用する仕立て方。
小千谷紬
おぢやつむぎ
新潟県小千谷市を中心につくられる紬。
オックスフォード
Oxford
斜子(ななこ)織りの綿織物。ボタンダウンシャツの代表的な素材。イギリスのオックスフォード大学の名に由来。
オックスフォード・シューズ
Oxford Shoes
甲部をひもで締めて履く、最も一般的な短靴。
オックスフォード・バッグズ
Oxford Bags
1920年代に、英国のオックスフォード大学の学生の間で流行した、幅広のズボン。
オッター
Otter
かわうその毛皮。特にシーオッター(ラッコ)が最も珍重されている。
オットマン
Ottoman
太い横の畝のある厚手の織物。
落とし穴
おとしあな
ボタン穴かがりの一種。ボタンを通すための切りこみを入れずに、糸でかがっただけのもの。
落としミシン
おとしみしん
縫い合わせた生地の、縫い代の割目に表からミシンをかけること。
は〜       このページのトップへ
オパール加工
おぱーるかこう Opal Finish
耐薬品性の差を利用し、混紡交織物の一方の繊維だけを除去して、透かし模様を出す加工法。
御端折
おはしょり
女子の着物の裾を腰の位置で身丈までたくし上げて着ること。
帯揚げ
おびあげ
女性の着物の帯が下がらないように用いる布。

おび
身体に巻き付けて衣服をとめたり、道具を装着するもの。またそれに似た形態のもの。
帯締め
おびじめ
和装で、帯がほどけない様に帯の上から結ぶ紐。
帯留
おびどめ
@帯締めと同じ。
A帯締めのひもにつける装飾品。
帯枕
おびまくら
御太鼓結びの形を整えるもの。
オフ・タートルネック
Off Turtleneck
首から離れたタートル・ネック。
オフ・ボディ・ルック
off body look
体の線から離れたゆったりとしたのような状態。
オフ・ショルダ−
Off Shoulder
両肩が出るくらい、大きく開いたネックライン。
オブリーク・ネックライン
Oblique Neckline
オブリークは斜めのという意味。 身頃が片方の肩からもう一方のわきの下にかかる斜めのネックライン
オブリーク・ポケット
Oblique Pocket
斜めに取り付けたポケットの総称。スランテッド・ポケット。
オペラ・バッグ
Opera Bag
夜の正装用の小型のバッグ。機能よりも装飾品として扱われる。
オペラ・パンプス
Opera Pumps
夜の礼装用の靴。
婦人用は高めのヒールで、爪先の履き口にリボンなどを飾ったものが多い。
男性用は黒のエナメルが大半。
ま〜       このページのトップへ
表革
おもてがわ
皮革の表面。毛穴があり、滑らかな側。スムースレザー。
表地
おもてじ
衣服の表側に使用する布地。
オモニエール
Aumoniere
中世ヨーロッパで、財布として用いられた、腰から下げる小袋。
折襟
おりえり
学生服の詰襟を折り返したような衿。20世紀初頭から軍服に多く使われるようになった。
オリエンタル・パターン
oriental pattern
東洋的な柄の総称。
オリエンタル・ファッション
Oriental Fashion
東洋の国々のデザインをモチーフとしたファッション。
オルターネート・チエック
Alternat Check
2種類の異なった格子で構成されたチェック。
オルタネート・ストライプ
Alternate Stripe
2種類の異なったストライプが交互に配列されている縦縞柄。
オンブレ・ストライプ
Ombre Stripe
同系色の異なる色で濃淡をあらわしたストライプ柄。影縞。
このページのトップへ  



 用語集のトップページへ  あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行